綺麗な紅葉を楽しんだ

色づく木々
市道山・臼杵山ハイキング計画書
幕張駅440→525御茶ノ水駅534→619立川駅631武蔵五日市線A番線→703武蔵五日市駅721 西東京バス@番線「数馬行き」→755笹平バス停下車800ハイキングスタート→930市道山795m→1100臼杵山842m→1220荷田子峠→1250荷田子下山口→1320秋川渓谷・瀬音の湯温泉1509→西東京バス→1530武蔵五日市駅
11月10日 月曜日 晴れのち曇り
今回のハイキングは、東京の奥座敷と呼ばれている檜原村とあきる野市の境にある市道山(標高:795m)と臼杵山(標高:842m)を歩きながら紅葉を楽しむ所要時間約6時間の日帰りハイキングである。市道山と臼杵山は戸倉三山に挙げられている山である。いつものように幕張駅の始発に乗るために4時過ぎに自宅を出た。空を見上げると厚い雲に覆われて星はひとつも見えなかった。道路には昨日降った雨の名残りがあちこちに見受けられた。

武蔵五日市駅前のバス停
御茶ノ水駅、立川駅で乗り換え、7時過ぎに武蔵五日市駅に着くと青空が広がっていたが、周りの木々の紅葉はまだ早いように感じた。数馬行きバス停には既に10人ほどの列ができていた。

仮設橋で小坂志川を渡った
市道山への登山口がある笹平でバスを降りた。スマホの登山地図を呼び出し、GPSをセットして歩き出した。林道を歩き出してから15分で登山口に着き、仮設橋で南秋川の支流である小坂志川を渡ってからが本格的な登山道になった。スギ林のなかの急登だった。

色づいた広葉樹の森が続いていた
登山口からずいぶん登ってきた。登山道の左側は植林されたスギ林だが、右側は落葉広葉樹の森が続いていた。ナラやクヌギの葉が黄色く色づき、周りにはナラ枯れ病で枯れた木がずいぶんあった。向こう側には錦織りなす浅間尾根が青空の下に延びていた。

市道山から刈寄山間は通行止めだった
スギ林を登り市道山と臼杵山との縦走路分岐に着いた。分岐標柱には毒キノコのカエンダケの注意書きがあり、戸倉三山縦走路の市道山から先の刈寄山の間が伐採作業のために今年8月から来年8月まで1年間通行止めになっていた。分岐を右に折れて100m先の市道山に向かった。

市道山に着いた
今日のハイキング目的のひとつである市道山(標高795m)に着いた。スマホの電波は入らなかった。山頂は想ったよりも狭く、逆に山名表示柱が想ったよりも大きく立派だったのには驚いた。先は縦走路の「かたらいの路」という戸倉三山(臼杵山、市道山、刈寄山)ハイキングコースで、刈寄山、鳥切場へと延びていたが、先ほどの注意書きで1年間通行止めになっている区間だった。今日は晴れていて静かなハイキング日和だ。

三角形の大岳山が見えた
市道山から分岐に戻り、臼杵山に向かう途中で左側に三角形の大岳山が見えた。大岳山も紅葉に彩られていた。このあたりの山は民家近くから山が立ち上がっているために山の利用度が高く、植林の緑と落葉広葉樹の紅葉とがパッチワークのように絡み合って綺麗だ。サワサワと木の葉の擦れる音がし、黄色や橙色の葉が舞い落ちてきていた。

皆伐後に落葉広葉樹が植えられていた
登ったり降ったりが繰り返し続く縦走路を歩いていくと、植林された森を皆伐した場所に出た。大規模に皆伐した後には落葉広葉樹の苗が植えられていた。現在では海外からの安い木材が入ってくるために日本全国で植林した木は売れず、スギ花粉による花粉症だけがはびこっている。

やがて豊かな森になるだろう
針葉樹の伐採後に落葉広葉樹を植えて日本本来の森に戻そうという考えは、林業政策の失敗から学んだ結果である。これから落葉広葉樹の森が広がることによって、様々な植物や野生動物が増えると同時に昆虫や爬虫類、鳥類も増えて自然豊かな森が20年後、あるいは50年後に再生されていくだろう。そんなことを皆伐された山を見ながら想った。

臼杵山山頂に着いた
市道山から1時間30分ほど歩いて三等三角点が打たれた臼杵山(標高:842m)山頂に着いた。晴れていたならば南側に太平洋が望めるのだが、あいにく雲が湧き出しており展望はなかった。臼杵山も戸倉三山のひとつなので立派な山名表示柱が立っていた。

サルノコシカケが出ていた
雲が湧き出して南側の展望が望めないので、この先を計画通りに臼杵山からグミ尾根を荷田子峠まで歩くのか、それともルートを変えて元郷に降りるのかを検討した結果、登山地図のタイムレコードが1時間15分と同じだったので、計画通りに荷田子峠から下山することにした。登山計画を途中で変更した場合、何かのアクシデントでレスキュー対応が発生した時に捜索困難になることを考えていた。

下山後は温泉だった
8時に笹平バス停から歩き出し、5時間40分後に『秋川渓谷・瀬音の湯』に着いた。JAF割引の入浴券を買うと900円だった。平日だが想ったよりも入浴客が多かったのは紅葉狩りの帰り客だろう。最初に露天風呂に入って身体を温め、洗い場でハイキングの汗を洗い流した。肌がツルツルする気持ちのいい温泉だった。

ビールが乾いた喉に沁みた
お風呂を出たあと缶ビールは売っていないので、喫茶室に行って生ビールを買うとコップで600円だった。外のベンチで紅葉を眺めながら持参のツマミで飲んだ。乾いた喉にビールが染みた。ベンチでは3組が休んでいた。

今回の登山データ
今回は奥多摩の登山地図を眺めているうちに、未だ歩いていない戸倉三山が目に止まったので、幕張駅始発で出かける日帰りハイキングを計画した。最近なにかと話題になっているクマのことも頭をよぎったが、野生動物の棲む森に入っていくのだから出会っても仕方ないと考えた。結果的には山中でひとりの女性ハイカーに出会っただけで、静かな森のなかを歩き綺麗な紅葉を眺められて満足なハイキングだった。