紅葉の高尾山へ
高尾山山頂
妻と夕ご飯を食べていると妻が「高尾山に行ってみたい」というので11月中旬の金曜日に計画を立て、快晴が見込まれた11月17日に高尾山ハイキングに出かけました。ミュシュランガイドに紹介された以後、高尾山へは多くの観光客や登山者が詰めかけ土日祝日は混雑度が半端ではないのでウイークデーにしましたが、11月中は丁度「もみじまつり」の期間中ということもあり、山頂やもみじ台は大賑わいでした。私は高尾山へ登るのは20数年ぶりとなります。
6時33分の幕張駅始発電車に乗り、四ツ谷駅、高尾駅で乗り換え高尾山口駅に着いたのは8時43分でした。高尾山ケーブルの清滝駅に向かい9時発に乗ることが出来ました。このケーブルカーは日本一の急傾斜を登っていくもので6分間の乗車で標高485mの霞台展望台まで登ることができます。霞台からの展望は素晴らしく、遥か彼方に東京スカイツリーが見えました。乗車駅の清滝周辺もそうでしたがケーブル軌道沿線も楓が黄色や赤色に色づき絶好の紅葉狩りです。
霞台から標高599mの山頂まではゆっくり歩いても1時間の道のりです。観光客が多いために舗装された道や木道、階段が整備され歩きやすい山道です。大天狗や烏天狗が睨みを利かせている薬王院を参拝しながらゆっくり登っていきました。紅葉はまだ早いかなと思われるところもありましたが、良く晴れた広々とした山頂からは少し雲がかかっていましたが雪化粧した秀麗な富士山が見えました。富士山山頂には浅間神社奥宮が祀られています。浅間神社の御祭神は「木花咲耶姫」ですので富士山は女神の山です。富士山はどの方向から見ても美人だなぁと改めて感じます。
山頂にあるベンチは既に登山者や観光客でいっぱいでしたから、更に10分先の「もみじ台」に向かいました。山頂からはいったん降ってから登りなおした場所に1928年(昭和3年)から営業開始という細田屋という茶屋が建っており、その周りに初代の茶屋主が植えた楓が大きく育ち、赤や黄色に色づいていました。私たち二人は茶屋から少し先のベンチに腰掛け、ジェットボイルで湯を沸かしてコーヒーとコーンスープを作り、おにぎりで昼食にしました。色付く紅葉を眺めながら野外で食べる食事は一味違ったもののように感じられます。
もみじ台
1時間ほどして高尾山山頂に戻ってくると、1時間前とは違って凄い混みようでビックリしました。下山は南側の稲荷山コースを選びました。このコースは高尾山の数あるコースの中で最も山登りの雰囲気を味わえる林間コースです。1時間半ほどの降り一方で膝がガタガタするような感じとなるころに高尾山口清滝駅まで降りました。途中では元気のいい保育園児の一行や息も絶え絶え登っているお年寄りなど様々の人たちと出会いましたが、多くの山ガールに出会ったのには驚きました。高尾山は東京都に属する山として交通の便がよく、都心から1時間の近さという距離も相まって日本の山の中で最も登山者が多い山であることを考えると山ガールが多いのにも納得します。
下山後は京王高尾山口駅隣の日帰り温泉「京王高尾山温泉・極楽湯」で汗を流したあとは、1階食堂の畳の間で秋の特別メニューとして出されていた「舞茸の天ぷら蕎麦」をツマミにビールで妻と乾杯でした。極楽湯は肌がすべすべして、とても気持ちのいい湯でした。(^^♪