卒業作品展『春季光

 

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6人で作った卒業記念作品

 

3月14日で千葉調理専門学校調理高等国際科2年を卒業します。2月21日午後から卒業記念生徒作品展が校舎内で開かれました。昨年は1年生だったので個人個人が作品を創作しましたが、今年は卒業年度となるのでチームで作成しました。

 私がリーダーで6人チームが創作したのはパーティ用中華料理作品です。私は昨年同様に冬瓜の緑の表面に彫刻を施しましたが、作品が完成するまで7時間かかりました。昨年は戦っている牛を2頭彫りだしましたが、今年は「飛龍」をデザインしました。インターネットで気に入ったデザインを探すのにも結構時間を取られました。小学生の時に作った年賀状に印刷するゴム板を彫刻刀で彫りだすことと同じで、彫り過ぎては作品が台無しになってしまうのでとても神経を使いました。

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「花彫西瓜」と「鳳呑宝玉」

 

作品名は『春季光』というもので花島講師の指導のもとに作成しました。5つの作品から成り立っています。

・「花彫西瓜」スイカのデザートで、彫りものにより、身につけた感性を。

・「鳳呑宝玉」パインとチキンの炒めもので、パインに詰めることにより、知識が身に付いた事を。

・「翡翠肉」豚肉の角煮で、肉を中央に盛ったことにより、協調性を。

・「春迎龍蝦」伊勢エビの飾り焼きで、エビに手を加えることにより、技術面を。

・「春季光」前菜で、鳥を形どることにより、これから社会に巣立つ事を。山で社会を、花で形どった各種の料理を入れた事によって、学校で学んだ技術と知識の集大成を表わしてみました。

 

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「春迎龍蝦」と「春季光」


 私が2年間の調理専門学校で学んだことは、料理はお客様からご注文いただいたメニューをいかに素早く適切な温度でお客様に提供できるかが求められており、それは時間との勝負であり、そのために手際よい料理手順が重要だ、ということだと思います。

 私は3月に調理師専門学校を卒業しますが、4月から就職はせずにアルバイトをしながらボクシングを続けていきます。アルバイト先は昨年12月の職場体験実習でお世話になった「ラーメンの柵柵」に決まりました。「柵柵」ではアルバイトを取らないのですが、私は今回、特別にアルバイトで働かせてもらうことになりました。勤務時間は9時から15時までです。休みは日曜日だけです。その後、ボクシングの練習です。チャンピオンになるという夢を夢で終わらせないために相手に勝つこと以前に自分に克つ練習が待っています。

 

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「翡翠肉」と「デザート各種」

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