絶好調だった志賀高原スキー

 

スキー場でポーズをとる男性たち

中程度の精度で自動的に生成された説明

焼額山第1ゴンドラ山麓駅

 

今年のミーハースキーヤーズクラブのスキーツアーの日程は、2月26日から3月1日までの3泊4日で、例年通り志賀高原スキー場に集まり、参加メンバーは4人だった。1日目は雪と強風だったが、2日目からは雲ひとつない快晴が続き、絶好調の思い出深いスキーツアーとなった。

 

226日 日曜日 小雪・強風

JR八王子駅前で待ち合わせし、関越道・長野道を通って志賀高原スキー場の高天ヶ原ゲレンデに着いたのが13時を過ぎていた。お昼ご飯は中野インターを降りた所の『善八』という蕎麦屋に入った。以前、この蕎麦屋に寄った時に美味しい蕎麦をいただいたので、今回も寄ったのだった。しかし、ちょうどお昼時と重なったのと、おじいさんがひとりで厨房を切り回しているために、注文してから実際のそばが出てくるのに1時間ほどかかってしまった。途中休憩にはなったが、スキー場に着いたのが遅くなった。高天ヶ原の天候は小雪が舞い、風が強かった。すぐにスキーウェアに着替えてゲレンデに飛び出した。チケット売り場でシニア3日間券を購入すると代金は16000円だった。

 

雪の上にいる

自動的に生成された説明

ようこそ焼額山2000m山頂へ

 

風が強いためにリフトの半数は止まっていた。高天ヶ原ゲレンデは18か所ある志賀高原スキー場の中央に位置し、初日の足慣らしは3つとなりの焼額山ゲレンデに行くことにした。リフトを乗り継いで焼額山ゲレンデに着いたのは1時間後だった。強風のためゴンドラはスピードを遅くして運行していた。日曜日の午後のためかスキーヤーはほとんどおらず、ゲレンデは貸切状態で滑っていた。ゲレンデ案内表示が昨年とは違っていたので、少々戸惑ってしまった。小雪は舞っているが視界は50mほどあったので余裕で滑ることができた。初日の足慣らしのため2時間ほど滑ってホテルに戻った。

 

スキー場のゲレンデにいる人たち

自動的に生成された説明

高天ヶ原ゲレンデで遊ぶ女子高校生

 

ホテルは高天ヶ原温泉を引き込んでいるので、地下にある内風呂と洞窟風呂でゆったりした気分で入浴ができた。ひと風呂浴びた後は部屋に戻りビールで乾杯である。ビールのあとは日本酒への流れとなり、参加者の与太話が進むうちに夕ご飯の館内放送があったので食堂に向かった。食堂はビュッフェスタイルで、地ワインの吾一ワインの赤を注文し、ホテルの女将さんに写真撮影のシャッターを押してもらった。

 

レストランで食事をしている人達

自動的に生成された説明

夕食には吾一ワイン

 

227日 月曜日 快晴

朝起きて窓を開けると前日と全く違い雲ひとつない快晴だった。2日目は志賀高原の一番北にある横手山ゲレンデと渋峠ゲレンデで滑るために朝8時33分のシャトルバスの始発に乗って終点の硯川温泉に向かった。硯川温泉から3回リフトを乗り継いで横手山2307m山頂に登った。

 

スキー場でポーズをとっている人たち

自動的に生成された説明

横手山2307m山頂は素晴らしい展望だった

 

志賀高原で一番標高が高いのが横手山である。山頂から360度の展望は素晴らしいものだった。雲ひとつない快晴のため、富士山も山頂部を覗かせ、北アルプスは白銀の連なりを拡げ、乗鞍岳から朝日岳まで隅から隅まで見ることができた。浅間山や白根山はもちろんのこと八ヶ岳も確認でき、とにかく360度の山々が見渡せたのは、山登りが趣味の私にとっては感慨深いものだった。

 

スキー場のゲレンデにいる人たち

自動的に生成された説明

渋峠ゲレンデの樹氷

 

横手山リフトに乗る時点では渋峠ゲレンデは営業中止の表示が出ていたが、横手山山頂まで登ってくると、渋峠ゲレンデのリフトが動いていたので確認すると、ゲレンデを営業するとのことだった。実にラッキーだった。渋峠ゲレンデは距離800mの実に滑りやすいゲレンデである。左右に分かれた斜度20度ほどのなだらかなゲレンデで、初級・中級クラスで滑り降りたところは長野県と群馬県の県境になっており、草津万座道路が走っており、冬は封鎖されているが、春から秋までは高原ドライブで賑わう渋峠である。その峠のカフェテラスは37年前に原田知世と三上博史主演の『私をスキーに連れてって』の撮影現場に使われたもので、当時の写真が今も飾られているのである。

 

人, 屋内, 座る, テーブル が含まれている画像

自動的に生成された説明

まずは横手山ヒュッテで一杯

 

渋峠ゲレンデで遊んだあとは横手山山頂のパン屋さんで有名な横手山ヒュッテに入った。横手山ヒュッテは最近もテレビで取り上げられたようで、一番人気はきのこパンである。私がまず注文したのは生ビールである。生ビールを飲みながらパンではなくカレーライスを食べた。ヒュッテの中で休んでいる大半は外国人である。話している言葉から判断して中国人が多かったように感じられた。

 

雪が降った山の前に立っているスキーヤー

自動的に生成された説明

横手山ゲレンデは実に滑りやすい

 

横手山ヒュッテで食事休憩を済ませると、長くて広い横手山ゲレンデに向かった。正面に笠岳が望めた。横手山ゲレンデ上部は上級者用で斜度30度もあるが、下がってくると中級から初級者用になる。滑っている人もおらず自由に滑ることができ、とても楽しいゲレンデであった。

 

スキー場でポーズをとる男性

自動的に生成された説明

横手山をバックに熊の湯ゲレンデ上部

 

横手山ゲレンデで遊んだあとは熊の湯ゲレンデに移った。熊の湯ゲレンデに向かうのには横手山ゲレンデの一番下まで滑り降りたあとに、スキーを脱いで500mほど歩いて熊の湯ゲレンデに行くことになる。熊の湯ゲレンデも広いゲレンデだが、人が滑っておらずに貸切状態であった。その広いゲレンデを右側から順番に滑っていった。

 

屋外, 雪, 山, 覆い が含まれている画像

自動的に生成された説明

初めて乗った3連連結ゴンドラ

 

午後2時になったので熊の湯バス停から山の駅までバスで移動した。以前ここにはロープウェイが掛かっていたのだが、経年劣化のためにロープウェイは撤去され、その代わりに3連連結のゴンドラがジャイアンツゲレンデ下まで伸びていた。私たちは初めて乗る3連連結ゴンドラだった

 

レストランで食事をしている人達

自動的に生成された説明

今日も夕食は地ワインで乾杯

 

ジャイアンツゲレンデまで降りたあと西館山に向かった。西館山を滑り降りて15時に宿泊しているホリデープラザホテル前に着いた。2日目もアフタースキーは温泉にビールに日本酒とワインであった。

 

雪が降った山の景色

自動的に生成された説明

横手山から望む笠岳と北アルプスの広がり

 

2月28日 火曜日 快晴

3日目も前日に続き、雲ひとつない快晴だった。日本列島が高気圧に覆われているので連日快晴だった。3日目は志賀高原スキー場の一番南に位置する奥志賀ゲレンデに始発バスで向かった。バス終点の一つ手前の奥志賀ゴンドラ前で降りた。バス停から歩いて50mでゴンドラ乗り場である。この日もゲレンデはガラガラ状態で、ゴンドラには待つことなくスムーズに乗ることができた。

 

スキー場のリフト

自動的に生成された説明

待つことなく乗れた奥志賀ゴンドラ

 

山頂駅に降りると奥志賀ゲレンデでもコース案内が丸い数字表示からアルファベット案内に変わっており、ゲレンデのコースアウトを禁止する英語表示が目立っていた。先月、バックカントリーで遊んでいたボーダーが雪崩に遭って2名が死亡するという事故が起きたばかりだったので、スキー場も神経をとがらせているようだった。

 

レストランのテーブルで食事をしている男性

中程度の精度で自動的に生成された説明

ラーメン専門店で乾杯

 

奥志賀ゲレンデで遊んだあとは、初日に滑った焼額山ゲレンデに進んだ。焼額山ゲレンデも滑りやすいゲレンデである。こちらもゲレンデ表示は変わっており、外国人が目だった。お昼ご飯はラーメン専門店に入り、生ビールとラーメン餃子だった。1時間ほど休憩をしたあとはリフトを乗り継ぎ、寺子屋ゲレンデに向かった。

 

スキー場のゲレンデ

自動的に生成された説明

寺子屋ゲレンデもガラガラだった

 

寺小屋山2125mは横手山に次いで標高が高く寒いところで、いつも樹氷が山頂部にはあるのだが、今回のスキー日程が例年もより1か月遅かったため、山頂部の樹氷はほとんど終わりとなっていた。

 

スキーを履いて立っている人たち

自動的に生成された説明

寺子屋山頂からも絶景が望めた

 

寺子屋山頂からの眺望は素晴らしいもので、展望を楽しむ人が座り込みながら写真や動画撮影をしていた。私も同じようにスマホで動画や写真を撮った。寺子屋ゲレンデは距離900mほどが3コースに分かれており、それぞれのコースを滑ったあとカフェに入って休憩になった。スキー靴を脱いで休憩するのも久しぶりである。足もきつく締め付けられていたのだから、解放されるので喜んでいるようだった。

 

テーブルを囲んでいる人達

自動的に生成された説明

今夜も地ワインで乾杯

 

休憩を終えると15時近くになったので、連絡リフトを乗り継いで高天ヶ原ゲレンデの上部に戻り、滑り降りてホテルに戻った。ホテルでの最後もビールに日本酒である。ブランデーを飲むメンバーもいたが、食事時は吾一ワインが終わってしまい、アルプスワインに変わってしまったが、こちらも美味いワインだった。

 

車の屋根の建物

中程度の精度で自動的に生成された説明

宿泊したホリディプラザホテル

 

3月1日 水曜日 快晴

4日目も朝早くから快晴だった。相変わらずゲレンデには人はいなかった。4日目は帰宅する日だったので、朝風呂を浴びたあとビールを飲み、朝食のあとは宅急便の手配や後片付けだった。9時にホテルを出発し、途中で道の駅で家族に温泉まんじゅうのお土産を買い、中山晋平の『ぽんぽこの湯』に向かった。ぽんぽこの湯は10時から開店である。朝一番でホテルの温泉に入ったが、2度目の温泉だった。

 

フェンスの向こうのぬいぐるみ

低い精度で自動的に生成された説明

中山晋平の里・ぽんぽこの湯

 

温泉入った後は北信5岳の斑尾山・妙高山・黒姫山・飯縄山・戸隠山が見渡せる休憩処に入りビールだった。日本百名山の高妻山も真っ白な姿を現していた。ビールのあとは長野に来れば信州そばなので、天ぷらそばを頼んだ。十分満足し中央高速道路を走ってJR高尾駅前で降ろしてもらった。今回も今までで一番と思えるほどの天候に恵まれ、満足満足のスキーツアーだった。幕張駅に着いた時に群馬のお袋が亡くなったと連絡が入った。お昼まで元気だったが急死だった。

 

戻る