三迫ボクシングジムへ移籍しました

 

 

 10月24日、高橋弁護士、三迫ボクシングジム久保マネージャー、そして福本さん、濱崎さん(鬼ヶ島)、私の3人が揃って日本ボクシングコミッションを訪れ三谷大和ジムから三迫ジムへの移籍手続きを取りました。今年4月下旬に三谷ジムを出てから6ヶ月、ようやく三迫ボクシングジムへ移籍できました。進むと思ったのが振り出しに戻ったり、金が絡むと人間てこんなにも醜くなるのかとか、とにかく紆余曲折の多い半年だっただけに心の底から喜びが湧いてくるのを感じました。当日はJBCで移籍手続きを終えるとその足で東武練馬駅近くにある三迫ボクシングジムに向かい三迫会長に移籍挨拶を行いました。

 

移籍の日は待ちに待った日でしたので、私は移籍初日から練習を開始しました。自分が望んだジムで練習できるということで身体全体が喜んでいるのがわかりました。半年間、先の見えない自主練習の日々は選手生命の短いボクサーにとっては実に長いものです。日本スーパーフェザー級2位になりタイトルマッチも見えてきた段階での急停止は厳しいものがありました。でも、いつまでも過去を引きずっていても展望はないので楽天的に考えていました。半年間でメンタル面の強化に向けて本屋に出かけ精神面での考え方、物の捉え方についての本を買い込みたくさん読みました。下半身を強化し体幹強化のためのトレーニングもスポーツジムに通い意識的に実行しました。ここまでくるのに周りの多くの人たちにお世話になりました。とっても感謝しています。その感謝の気持ちを形で表すのはやはりリング上での試合内容と結果だと感じています。

 

生活の基点となるアパートはジムから歩いて10分ほどの東武練馬駅近くに決めて引っ越しました。アパートを決める際には三迫ジムの貴志マネージャーが以前勤務していたエイブルという不動産屋から3つの物件を紹介してもらい、部屋に入って状況を確認したあとで決めました。6疊1間、ユニットバス、台所の独身用の部屋ですが気に入っています。洗濯機と冷蔵庫が配達される日に合わせた引越しはオヤジに手伝ってもらいました。幕張の自宅から京葉高速と首都高を使うと1時間弱でアパートに到着しました。シンプル・イズ・ベストの独身者の引越しですから簡単に終わりました。

 

 東武練馬駅まで徒歩5分くらいで駅前にはイーオンがあって食料品を含め生活用品は全て間に合いますし、イーオン5Fは映画館とレストラン街です。私は試合前にリラックスするためによく映画を観るので実にラッキーです。アパートの前の道路は先が行き止まりなので車はめったに入ってこないため静かな環境でとても住みやすいと感じています。引越しの日も5Fレストラン街にある自然食品のバイキング形式の店に入りました。これから順次いろいろな店に入って店内の雰囲気や味を確かめようと思っています。

 

 アルバイト先もラーメン店に決めました。最初自分の中で二つの候補があり、一つ目の面接を受けたあとすぐに採用通知連絡が来たのですが勤務は1週間に2日と言われたので、それだと別のアルバイト先を探さなくてはならないので断りました。二つ目は私が一番好きなラーメン店で渋谷に1号店があり、今回池袋に2号店を出店するオープニングスタッフ募集でした。ここもすぐに採用通知が出ました。この店は12月にオープンなので11月中は渋谷店で研修となります。時間給は1000円で、勤務は9時から16時〜17時までの週5日ないし6日というパターンです。また面接時に私がプロボクサーであることを伝え、試合前後で10日間ほど勤務を休むことも了解してもらいました。私は2年制の調理専門学校を出たあと千葉市で「ラーメンの柵柵」で2年間勤務していましたから即戦力になると思っています。ちなみに趣味はラーメン研究です。これでバイト先が決まったので生活費もなんとかなる形になりました。

 

 三迫ジムではA級選手になるとジムのホームページにリンクする形で個人ブログを書くようになっています。私も日常のあれこれを書いていますが、本当は勝負に関係する人間はブログなど書かない方が良いと思っています。理由は選手の試合が決まると対戦相手の情報をビデオや個人ブログから収集して対策を考えます。ブログなどで何気なく書いた文から書いた人の性格や精神状態が覗けます。私は対戦相手には情報をなるべく与えないというのが勝負の鉄則と思っています。でもジムの方針ですから書く内容に注意しながら当たり障りのない駄文を書き連ねています。下記が三迫ジムのホームページです。私のブログも載っていますので気が向いたら覗いてみてください。

 http://www.misakogym.jp/

 

 朝練習を含め三迫ジムでの練習は自主練習を続けてきたとはいえ身体が悲鳴を上げていますが徐々に慣れていくと思います。最後の試合が昨年11月でしたから後楽園ホールの眩しいライトや四角いリングから離れて1年になろうとしています。これからしっかり練習して以前にも増したリングパフォーマンスが披露できるよう頑張っていきます。期待していてください。

 

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