紅葉の鳩ノ巣渓谷へ

 

フェンスの前に立っている男性

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海沢の紅葉も素晴らしかった

 

10月31日 火曜日 くもり

東京都奥多摩町観光協会で『大多摩トレイルハイキング』というハイキングコースを設定している。古里駅から奥多摩駅まで多摩川上流部の渓谷美を眺めながら全長8.3kmを約3時間で歩くものである。このコースのなかの鳩ノ巣駅から奥多摩駅までの約5kmのハイキングに出かけた。鳩ノ巣駅に降りた時の気温は15℃だったので肌寒く感じた。青空が少し見えており、時たま日が差すような状況だった。長袖の上にダウンジャケットを羽織っての渓流沿いの散策だった。

 

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鳩ノ巣駅前の鳩ノ巣渓谷ハイキングコース案内板

 

駅前に鳩ノ巣渓谷のハイキングコース案内図が紹介されており、10人ほどのお年寄りのグループもハイキングに行くようだった。11時にGPSをセットして鳩ノ巣駅を出発した。いつもは私ひとりのハイキングだが、今回は妻とふたりだった。妻の誕生日のお祝いにトレッキングシューズをプレゼントしたのである。

 

岩山の間を流れる川

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鳩ノ巣小橋から上流の眺め

 

多摩川に架かる鳩ノ巣小橋という吊り橋を渡った。吊り橋から下流側を見下ろすと岩登りのボルダリング練習をしているふたりの若者がいた。上流側には大岩に座ってデートをしている若者が見えた。気温が低いので仲良くカップラーメンを食べていた。

 

森の中を流れる川

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白丸ダム近くの紅葉

 

川沿いの遊歩道から緑濃い深い淵を覗き込むと、流れのなかには魚がいるのだろうが陽が射していないために、魚影を確認することは難しかった。周りの木々は、橙、黄、赤に色づき出していた。30分ほど川原歩きを続けると白丸ダムが見えてきた。遊歩道は白丸ダムの高さまで登っていくので結構な急坂だった。登りきったところに広場があった。広場は休憩場所になっており、東屋が建ちテーブルとイスが置かれ6人の年配者グループが話し込んでいた。

 

渓谷の間を流れる川

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白丸ダムから見下ろした魚道

 

白丸ダムの堰堤の中央から下を見下ろすと左側に魚道が見えた。魚道の説明板を見ると、途中からトンネルとなってダムの堰堤の上部が出口となっていた。はたして魚たちは魚道を探し出して上流まで上れるのだろうか? 堰堤を渡ると東京都交通局の再生可能エネルギーPR館があり、建物のなかに入ろうとしたが閉館中だった。残念だった。白丸ダムの外観だけを写真に収めてUターンしてハイキングコースに戻った。

 

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満水の白丸ダム

 

ダム沿いの遊歩道は白丸ダムの点検用歩道として整備されており、快適に歩くことができた。ダム湖ではSUPやレースカヌーのパドリング練習をしている若者がいた。夏のシーズンはSUPやカヌーで遊ぶ人たちが大勢いるのだろうか、遊歩道脇には貸し出し用のSUPやカヌーが何カ所も置かれていた。お腹も空いてきたので海沢集落に降りたところでお昼ご飯にした。コーヒーを淹れて、おにぎりを頬張った。足元には栗のイガが散らかり、葉を落した朱色の柿の実だけが目についた。

 

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もえぎの湯に着いた

 

ハイキングコースは海沢集落から多摩川の右岸を通って奥多摩駅に向かうコースとなっていたが、私たちは奥多摩温泉・もえぎの湯に向かうために、海沢大橋を渡って国道41号線を左に折れた。この辺りの紅葉は見事なものだった。13時10分に「もえぎの湯」に着いた。今回のハイキングは2時間10分と短いものだった。

 

テーブルの上の食事

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川魚の塩焼きと地酒の澤乃井

 

平日なので風呂は空いていた。土休日は整理券を発行するほどの混み具合だと係の方から伺った。やっぱり行楽は平日に限る。肌がスベスベするように感じる奥多摩温泉を浴びたあとは、2階レストランに入って川魚の塩焼き定食を頼んだところ、今日は鱒ではなくて鮎の一夜干しとのことだった。しばらく待って出されたのは、小ぶりの鮎が2尾、刺身こんにゃく、ナスの煮浸し、お新香、ご飯と味噌汁だった。清酒は地酒の澤乃井の300ml本醸造生を頼んだ。お店の方は「冷蔵庫の最後の1本です」と言った。ラッキー!残りものには福があるのかな? 

 

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美味しかった「わさびアイス」

 

食事をしながらテーブル横の「もえぎの湯25周年ありがとう」というチラシを見ると、11月27日から来年の4月上旬まで浴槽のリニューアル工事をするので改装休業になるようだった。来春にはリニューアルオープンするので、再びハイキングの後の温泉を楽しむことができるだろう。奥多摩駅に戻る途中に「特選・本わさびアイス」という桃太郎旗が風になびいていたので、妻がお店に入ってアイスクリームを買ってきた。ひとくち食べてみた。アイスなので当然のこと甘いが、そのなかにほんのりとわさびの味がした。粉わさびでも練りこんでいるのであろうか。思いのほか美味かった。

 

ダイアグラム

自動的に生成された説明グラフ

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今回のハイキングデータ

 

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