第2戦も勝利
右ストレートを打つ瞬間
3月12日(月)、後楽園ホールでプロデビュー第2戦を戦いました。対戦相手はプロ3戦目の白井具志堅ジムの西山慶彦選手でした。西山選手は私がデビュー戦を戦った昨年9月11日に後楽園ホールの同じリングの第8試合目に出場していたと親父が教えてくれました。
最初の1ラウンドで相手のレベルが分かりました。普段ジムで練習している時には先輩達は踏み込んでくると同時にパンチが飛んできます。パンチが来るのが速く、踏み込みとパンチが一緒なのです。それに比べて西山選手は踏み込んでからパンチが出てきます。その差は大きいのです。瞬間的な腕の筋肉の動きや目の動きでパンチの軌道が予測できパンチを避けることができるのです。
3ラウンドが終了しインターバルの時間に会長から「今までフルマークだから次のラウンドで倒しに行け」と指示がありました。後半で勝負をかけようと思い「1分半が過ぎたら声をかけてください」とお願いして最終ラウンドに出て行きました。最終ラウンドでは相手は既に勝負を諦めていましたからクリンチで覆いかぶさってきました。抱きつかれたときの戦い方は会長にまだ教えてもらっていないので、どうしようか分からずショートアッパーを多発しました。結局、時間がなくなりKOは出来ませんでした。会長からは「まだショートアッパーの打ち方を教えていないのに、よく打てたなぁ」と試合後に言われましたが、KO出来なかったことは課題として残りました。
最終ラウンドを終えた時、レフェリーが私のデビュー戦のことを覚えてくれていて「デビュー戦は判定勝ちだったよね。今日も勝ったよ」とリングアナウンスがある前に話しかけてくれました。その通り、3人のジャッジの判定結果は40対36、40対36、40対37のフルマークでの判定勝ちでした。
右ストレートで西山選手の左瞼をカット
私は、「打って打たれない」というアウトボクシングを理想としています。倒すか倒されるかというインファイターのような派手さはないですが綺麗なボクシングを目指しています。今回は相手のパンチが良く見えましたから殆ど打たれることなく勝てましたし、顔も殆ど打たれず傷は全くありませんでした。
親父は試合後、神田の飲み屋の祝勝会で美味い酒を飲んだとのことでしたが、私は応援に来てくれた友だちと食事の後はカラオケで盛り上がりました。次の第3戦も頑張りますので応援、よろしくお願いします。