つつじがとっても綺麗でした
つつじ公園は花盛り
5月の連休に茨城県の笠間へ夫とともにでかけました。
笠間は緑の木々にに囲まれた関東の小京都といわれている静かな街です。4月から5月にかけて「つつじまつり」が開催されますし、陶器でも益子と同様に有名ですから丁度この時期に「ひまつり」が開催されます。このふたつのイベントに参加し、合わせて日本3大稲荷にかぞえられている笠間稲荷にお参りしようという計画です。
朝から雲ひとつなく晴れ上がりました。気分も高揚します。幕張から船橋、柏、友部と乗換え3時間ほどで笠間駅に到着しました。下調べは夫がしてくれていましたが駅前で観光マップが配られていましたので1部もらいました。さっそく笠間稲荷に向かって歩き出しました。
笠間稲荷は「京都・伏見稲荷」「愛知・豊川稲荷」「佐賀・祐徳稲荷」とともに日本3大(4大)稲荷とのことで名前が示すように農業の神様です。立派な拝殿が建っています。歴史を感じさせる東門も立派です。おじいさんやおばあさんがたくさんお参りをしていました。
境内に2種類の紫の藤の花が咲き出していました。まだ少し早い感じですが特に「八重の藤」と言われている方はとっても不思議な房をしていました。房が団子状というか、ぶどう状に垂れ下がっています。初めて見る形です。参拝客はみな藤の房を見上げていました。
また、境内ではお土産を売っていましたので甘いものには目がない私は「づんだもち」を買いました。さっそく食べてみましたが柔らかくてとっても美味しかったです。
笠間稲荷をお参りしたあとは、そこから歩いて10分ほどの富士山つつじ公園に向かいました。富士山は140mほどの高さの山ですが山頂部分がつつじでおおわれています。大株の石楠花や藤の花も垂れ下がっていますが主役はつつじです。ピンクの花、白い花、朱色の花、赤い花、それぞれの色のつつじが真っ盛りです。
つつじの花は桜の花のようにパッと咲いてパッと散るような派手さはありませんが静かにそっと咲く花だと思います。つつじの花は桜花の下の花見酒のようにはいきませんが人々の目の高さで花を愛でることができ親密感がわく花だと思います。
富士山山頂展望台を取り巻くつつじの花・花・花
山頂の展望台から周囲を見渡しました。足元にはつつじの花が周囲を取り囲んでいますが、その先に拡がっている田んぼでは田植えが盛んに行われていました。田んぼの先には新緑の山々が連なり、唐桶山、吾国山、加波山、仏頂山などが望めます。こいのぼりも青空に気持ち良さそうに泳いでいました。たどたどしい手さばきですが地元の方たちでしょうか琴の演奏も始まっています。しばらく休んだあとに歩いて30分ほどの芸術の森公園で開かれている「ひまつり(陶炎祭)」に向かいました。
芸術の森公園はすごい広さです。その一部で「ひまつり」が開かれていました。笠間は200を越える窯があり、それぞれの窯で独自の作品を作っています。その一つひとつの窯が出品するのですから大変なテントの数です。一つひとつの作品を丹念に見て回りたいのですが数時間ではとても時間が足りません。例によってぶらぶら歩きでおやっと目に留まった作品を見ることにしました。お酒の好きな夫はもっぱら片口を、私はコーヒードリップを探しました。
夫は気に入った片口を探すことは出来ませんでしたが徳利と杯を買いました。私は気に入ったものを見つけましたが値段が2500円もします。買おうかどうか迷っていると夫がいとも簡単に「買ってやるよ」と言ってお金を出してくれました。おもわず心の中でラッキーと叫びました。傷を付けたりひびが入らないように大切に持ち帰りました。そのドリップで淹れたコーヒーは特別な味がします。