千葉市スポーツ功労者表彰式・スポーツ指導者講習会に参加して
江藤省三さんの講演
昨年に続いて今年も『千葉市スポーツ功労者表彰式・スポーツ指導者講習会』に参加した。昨年は幕張中学校体育施設開放運営委員の立場で参加し、幕張からの参加者は私一人だったが、今年はスポーツ推進委員が4名参加した。私は幕張中学校体育施設開放運営委員とスポーツ推進委員の兼務だった。会場は昨年同様に千葉市生涯学習センターの2階ホールで行われ、前半の30分が「千葉市スポーツ功労者表彰式」、後半の60分が「スポーツ指導者講習会」という形は昨年と同じだった。
「千葉市スポーツ功労者表彰式」には主催者側として熊谷千葉市長から14名の表彰者一人ひとりに表彰状が手渡されたあと祝辞が述べられた。内容は4年後の2020年の東京オリンピックでは千葉市は3種目の競技会場になり、パラリンピックには4種目の会場になることが決定している。トップアスリートの競技は勿論のこと同時に年少者から高齢者までスポーツを楽しむ環境が千葉市に根付いていくことを考えながら皆さんとともに歩んでいきたい。また、千葉市の歴史的位置として千葉氏が猪鼻地区に根拠地を構え源頼朝が伊豆で挙兵後敗れて房総半島に逃げ延びてきたのを保護し、鎌倉幕府設立に多大の貢献があった史実を語り、昔の「武」は現在のスポーツに共通する点があることを述べ、『武士道』を広く世界に広めた新渡戸稲造も千葉市出身であり、何かと千葉市は「武」に関係しているというものであった。
「スポーツ指導者講習会」は、元読売巨人、中日ドラゴンズのプロ野球選手、巨人、中日、横浜のプロ野球1軍コーチであり、慶應義塾大学野球部監督であった江藤省三さんが「勝負と育成」という演題で記念講演を行った。選手としての立場、コーチとしての立場、監督としての立場、それぞれの立場からみた勝負と選手育成の話だった。結論から言うと高校野球のアマチュアであろうとも勝ちにこだわるという内容で、勝つことを通して喜びや楽しさや成長が出てくるのであって、勝負にこだわらないところに成長は伴わないというものであった。会場には約200人の聴衆がいたが淡々とした話し方だったためか居眠りをしている人が多かったように感じた。