20年ぶりの富里スイカマラソン
10kmゴール後にパチリ
20年ぶりに富里スイカマラソンに出場した。本当に久しぶりの参加だった。初参加した時は、京成成田駅からシャトルバスに乗り会場の富里中学校まで行き、走り終わった後、甘いスイカを食べたことが記憶に残っている。生前の親父さん、妻、娘とも一緒に出かけたこともあった。それは20年も前のことだった。今回は私、妻、息子の3人で出かけた。
今回久しぶりに参加してみて驚いたのは13000名という参加者の多さであった。仮装をはじめ参加者がそれぞれレースを楽しんでいる人が多かったことだ。レース距離も3km、5km、10kmとちょっと練習すれば誰でも参加できる距離に設定しているからこそ参加者が多いのだと改めて思った。20年前の参加者はこんなに多くはなかったと思った。
仮装では黒ずくめの忍者スタイル、水戸黄門御一行様、アニメのキャラクターも登場していたが、やはりメインはスイカに関するコスチュームだった。目についたのは赤のTシャツに緑に黒縞のスカートでのスイカ娘、スイカ形のビーチボールを頭上に掲げている人、ペットの犬にスイカ模様の服を着させている応援者、東京スカイツリーに対抗する本物のスイカを使ったスイカタワー、そして写真に写っているグループ参加のスイカ娘。それぞれが自由に楽しんでいる。
千葉のラジオ局であるbayfmのキャスターを務めているきゃんひとみさん、山ちゃん、元モーニング娘の中澤裕子さんも開会式で挨拶し、山ちゃんは10kmに出走していた。妻は職場までの運転中にbayfm放送を聴くらしく、きゃんひとみさんの姿を見つけるなりツーショットの写真を撮らせてもらい、山ちゃんが走っていく写真もバッチリ撮っていた。妻もなかなかのミーハーである。
レースコースは田園風景の中に設定してあるので、緑の田んぼや畑の中を走っていく。6月の中旬は梅雨の季節であり、走るのには高温多湿で走りづらい。でも、広々とした緑の中を走っていくのは気持ちがいい。トウモロコシにはススキに似た黄色の花が咲き出し、落花生も芽吹いた苗が元気に成長している。田んぼの稲は青々とした葉を風になびかせていた。
第29回を数える『富里スイカマラソン』は富里市にとっては年間を通しての最大の町おこしイベントなので力の入れようも派手である。6月中旬の開催のため、脱水症を未然に防ぐために通常のレースよりも沢山の給水所が設定されている。10kmコースに8ヶ所の給水場が設置され、その内の1ヶ所はスイカ食い放題である。上水道のマンホールを開けて水道管に直接ホースを接続し給水場まで引き込んでいた。また、農協では参加者に限らず応援者もスイカ食べ放題の大判振舞である。味見した甘いスイカをお土産に買って帰る参加者もたくさん見受けられた。
久しぶりに走った10kmのゴールタイムは67分だった。スタート前の予定タイムは60分に設定していたが、少し遅いタイムだった。