5月中は水墨画会員作品展を開催中

 

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展示されている会員の作品(1)

 

私は昨年の秋、幕張水墨画同好会の代表を年度途中だったが岡田さんからバトンタッチされたが、新年度になった今年の4月から改めて同好会の代表をすることになった。今年の同好会の予定は勉強会として毎月第2第4の火曜日の13時半から2時間実施するのは昨年度と同様だが、勉強会で描いた作品を展示して初めて作品が完成されるので、今年も会員作品展を公民館の2階展示スペースで行うことにした。早速、第1回の会員作品展を5月1日から5月31日までの1か月間展示することにした。

 

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展示されている会員の作品(2)

 

会員は各自2点の作品を持ち、5月1日の10時に公民館に集合し展示作業を行った。現在の会員数は4名である。コロナウイルスの感染拡大前の2019年には13名の会員がいたのだが、感染拡大に伴い約2年間勉強会が休止されている間に会員の高齢化もあって会員数が減ってしまったのである。

 

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寺島さんと作品

 

寺島さんは「秋の縁側」と「パパと一緒」を展示した。寺島さんは同好会の会計担当をしており、水墨画の経験は30数年というベテランで、人物を専門に描いている。人物は顔の表情が命なので、むずかしいジャンルだと思う。

 

部屋に備え付けている様々な人のイラスト

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野中さんと作品

 

野中さんは「渓流」と「凛」を展示した。野中さんは83歳という同好会では最年長の話好きのかただが、いつも元気に勉強会に参加している。

 

スーツを着た男性の絵

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星さんと作品

 

星さんは「初夏七変化」と「夏の輝き」を展示した。星さんは墨彩画を8年ほど勉強しており、色彩のグラデーションの出し方が巧いかたである。

 

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孫と一緒に・ネパール

 

 私は「孫と一緒に・ネパール」と「チョモランマへの祈り・チベット」を展示し、合計8点の作品が展示された。

 

私の「孫と一緒に・ネパール」という作品は、2013年11月に初めてのネパールとしてアンナプルナベースキャンプ(標高4310m)までのトレッキングに出かけた際に、ガンドルン村で見かけた風景である。天を突くように聳えている聖山のマチャプチャレを背景に、満開に咲くピンクのソバの花の道を孫と思われる小さな子どもと一緒に歩く男の人を描いたものだ。実にのんびりとした時間が流れているように感じられた。この絵は下絵をカーボン鉛筆で描き、薄墨で墨絵を描いた後に水彩絵の具で着色したものに定着スプレーを吹きかけ、障子紙による裏打ちはせずにパネル仕上げにしたものである。額縁を付けないために小さな絵に感じられるがF10号(530×455mm)に描いたものである。

 

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チョモランマへの祈り・チベット

 

 「チョモランマへの祈り・チベット」という作品は、2016年10月にチベット側のエベレスト(チョモランマ)ベースキャンプ(標高5200m)までのトレッキングに出かけた際に、人間の住む最奥のロンボク村のチョルテンを前景にしてチョモランマを描いたものだ。チベット人が亡くなった場合は、鳥葬、風葬、水葬などで自然のなかに返してしまう輪廻転生の考え方があり、お墓そのものがない。その代わりにチョルテンと呼ばれる祈りの場が造られている。このロンボク村に滞在しているなかで、エベレストの女性初登頂者である田部井淳子さんの訃報を聞いたのだった。この絵もF10号の大きさのもので、カーボン鉛筆の下絵に薄墨で墨絵を描き、色鉛筆で着色して定着スプレーを吹きかけてパネル仕立てにしたものである。

 

第2回目の作品展示は10月21日、22日の公民館で開催される『幕張地区文化祭』で展示し、3回目は11月か12月の1か月間を予定している。昨年度で千葉県立美術館での千葉市水墨画同好会連合会展が終了したので、場所を幕張公民館に移して作品展を新たに設定したのである。

 

文字の書かれた紙

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会員募集ポスター「墨絵」を描いてみませんか?

 

1月から公民館1階のサークル会員募集コーナーに「墨絵を描いてみませんか?」というポスターを作り半年間掲示している。その掲示を見た公民館の『昆陽だより』編集委員から「4月・春号にサークル紹介として幕張水墨画同好会を載せたいので原稿を書いてください」と依頼があった。勉強会のなかで話し合い原稿依頼承諾の返事をし、私が以下のような原稿を書いて編集委員に渡した。

 

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幕張水墨画同好会のサークル紹介の原稿

 

また、編集委員が勉強会を訪れて会員の作品と共に写真を撮っていった。それが『昆陽だより』4月・春号の第45号に掲載された。そのサークル紹介を見て3名のかたが勉強会の見学にやってきた。1名は1回来ただけで2回目は来なかったが、他の2名は見学に来たと同時に自宅で描いた作品を持ってきて、いろいろな話をしながら勉強会を見学中である。

 

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『昆陽だより』第45号に掲載された水墨画同好会の紹介

 

見学者が同好会に入るか否かは未定であるが、入ってくれれば少しずつ会員数が増えていくのではないかと期待している。また“会と呼べるのは3人をもって会する”というのが一般的な考え方なので、幕張水墨画同好会も今年で創立48年目を迎える長い歴史を持っているが、会員数が3人を割った場合は解散しようと考えている。

 

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