幕張公民館で水墨画同好会会員の作品を展示中です
私の展示作品
4月8日 火曜日 晴れ
幕張水墨画同好会の今年度の計画は、春(4月〜5月)と秋(11月〜12月)に幕張公民館の2階作品展示場所で会員作品展示を行うこと、10月の幕張地区文化祭に作品展示を行うことである。その計画に沿って4月〜5月の2か月間幕張公民館の2階展示場所に作品展示をすることになった。現在会員は3名なので展示スペースの関係で、展示する作品は各人3点以上とし、私は4点の作品を描いた。「躑躅咲く漢拏山・墨彩画」「漢拏山山頂へ・水墨画」「漢拏山の三角峰・墨彩画」「漢拏山白鹿潭・水墨画」である。
また、今回展示してある作品の額縁は自作である。花見川の土手に生えている細竹を刈ってきて2つに割り、100円ショップで500円や300円のポスター掲示用の額の外枠に合わせて切断し、切った細竹にガスレンジで焦げ目をつけ、ハンドドリルで2か所か3か所の穴をあけて釘で固定し、更に釘の頭に黒色の丸シールを貼ったものである。
「躑躅咲く漢拏山・墨彩画」
今回の4作品は、今から15年前の2010年4月にふたりで出かけた済州島にある韓国最高峰の漢拏山(ハルラサン1947m)をテーマにしたものである。漢拏山は2007年にユネスコの世界自然遺産に登録されており、登山コースの途中に待避所や避難小屋はあるものの、山中での宿泊は禁止されているため日帰り登山である。3泊4日のフリーツアーで済州島に渡り、2日間を登山にあてることにしてコースを検討した結果、ガイドを頼まないで4つの登山口を山頂でクロスするようにコースを選んだ。ホテルから登山口までタクシーを頼んで登っていった。4つのコースを歩いたため見える景色も変化して色々面白かった。
「漢拏山山頂へ・水墨画」
「躑躅咲く漢拏山」は、漢拏山は初夏の6月ころに咲くツツジが有名なところであり、今回描いた絵はツツジを前景に漢拏山全体を遠くから眺めたものである。私たちが出かけた4月はまだツツジは咲いていなかったが、登山口に満開のツツジの写真看板が掲示されていたので、それを参考にして描いた。ツツジを強調するためにツツジの花には銀色に輝くラメのマニキュアが塗ってある。
「漢拏山の三角峰・墨彩画」と「漢拏山白鹿潭・水墨画」
「漢拏山山頂へ」は、山頂に向かう途中の風景を描いたもので、漢拏山は柱状節理が見られる岩山なので、サッパリしている感じを受けた。
「漢拏山の三角峰」は、漢拏山の山頂から伸びている尾根にある突起で、すぐに登れそうだが三角峰までの登山道はなかった。
「漢拏山白鹿潭」は、漢拏山の東峰山頂にあるカルデラ火口湖で、水深は浅かったが火口湖まで降りていく道はなかった。
登山のほかにも、NANTA鑑賞、拳銃の試射、城山日出峰観光、溶岩洞窟観光、地元食堂の飲食など、済州島への山旅が面白かったことを、作品を描いている途中で思い出したのである。
寺島さんは「石渡り」「民家」「コンテナの中の床屋」の3点を展示した。コンテナの中の床屋は、東日本大震災で被災した床屋がコンテナの中で営業を再開したシーンを描いたとのことだ。民家は寺島さんが初めて描いた墨彩画で、ピンクの桜に色を付けたものである。
野中さんも3作品を展示した
野中さんは「神奈川県立美術館」「ナス」「鷹」の3作品を展示した。
幕張水墨画同好会は設立されてから50周年となる。最近は入会してくる方も3か月か半年一緒に絵を描いているが、長続きせずに会員は増えていかない状況である。「来る者は拒まず、去る者は追わず」で対応しているが、本人のやる気が全てなので会員の増加はあまり当てにしていないのが実情である。