幕張中学校の卒業式と入学式
清水校長先生から一人ひとり卒業証書を受けとる(第69回卒業式)
3月11日、千葉市立幕張中学校の卒業式が行われたので来賓として出席した。
幕張中学校は愛や大が卒業した学校で、私は当時、PTA会長をやった関係で、その後、学校評議員制度が発足した時から千葉市長より委嘱され現在まで続いている。また、学校体育施設開放運営委員会委員長としても幕張中学校と関係を持っているので、毎年来賓として出席しているわけである。
中学校の年間行事をみると、入学式、体育祭、修学旅行、職場体験、林間学校、文化祭、書初め、かるたとり、合唱コンクール、卒業式、などと様々な行事があるが、その中でも卒業式が年間を通じで最大のイベントだと思う。
今年は昨年までと変わった点が2点あった。1点目は、卒業生が会場である体育館に入場してくる際に、前回までは前方の入り口から入ってきたのだが、今回は後方の入り口から入り、中央に敷き詰められたレッドカーペットを歩いて自席に着席するというものだった。2点目は、中央の舞台を除いて体育館の壁側全部を紅白の幕で覆ったことだった。この2点の舞台装置の変更によって卒業式は例年にも増して気合が入ったものとなり、卒業生たちにとっても感慨深いものとなったと思われた。
128人の卒業生
卒業式は静かに感動的に進行した。
5年前も同じ3月11日の金曜日が卒業式だった。そして、卒業式の後、あの東日本大震災が発生したのだった。
♪♪♪
生きてゆくことの意味
問いかけるそのたびに
胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ
・・・・
本当にだいじなものは 隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に
かけがえない喜びがある
・・・・
生まれてきたことに 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう
♪♪♪
128人の卒業生が唄った「いのちの歌」だった。そして、9年間の義務教育を修了し、夢と希望を胸に抱き、それぞれの道へはばたいていったのである。
第70回入学式
4月6日、幕張は朝から快晴だった。千葉市立幕張中学校の第70回入学式が行われたので、卒業式と同様に来賓として出席した。
今年の新入生は124名だった。3月の卒業生が128名、新入生が124名だったので、在校生は単純に4名減ったことになった。2週間前までは小学生だった新入生は身体もまだ小さく、可愛い姿ながらも目を輝かせながら1名も欠席することなく、元気に入学式に出席していた。
校庭に咲く満開の桜
入学式は卒業式に比べると華やかさはないが、凛とした初々しさに満ち溢れていた。今年は桜の花が咲きだした以降、寒い日が続いたので花もちがよく、いつもは入学式のころは散ってしまっていた花も、今年は満開となって新入生を祝福していたのである。