おばあちゃんの80才のお祝い

 

世界文化遺産の白川郷(カメラマンはお父さん)

 

 群馬のおばあちゃんは80才です。とっても元気です。私の高校卒業記念のイタリア旅行にも一緒に出かけてくれて、何でもよく食べていました。

 おばあちゃんは大正15年(1926年)の生まれで80才です。

お父さんが言いました。

「おばあちゃんの長寿のお祝いをしよう」

 

お父さんは「人生80才」になったら長命なので、ホップ・ステップ・ジャンプの3段飛びのようなお祝いを考えていました。

・ホップは80才の卒寿のお祝い

・ステップは88才の米寿のお祝い

・ジャンプは99才の白寿のお祝い

です。

 

お父さんは最初、群馬で食事会を考えていたようですが、おばあちゃんの希望は「旅行がいい」というので、家族11人の1泊2日のバス旅行にしました。日程は5月4日〜5日です。5月の連休なのでなかなか良い場所が見つかりませんでしたが、お父さんがインターネットで岐阜県の白川郷、郡上八幡、飛騨高山、鷲ヶ岳温泉の1泊2日のコースを見つけて申し込みました。

お父さんとお母さんと大は5月3日に大渋滞の関越自動車道で、いつもの倍の6時間で一足先に群馬に帰っていましたが、私は美術予備校が終って夜の8時頃に群馬に着きました。

 

 1日目の5月4日は郡上八幡の散策でした。水の美しい古い町並みというキャッチフレーズでしたが、なにかものたりないものを感じました。それはきっと夜を徹しての郡上祭りに参加して踊り明かすようなヒィーバー出きるような体験がないことだと思いました。郡上八幡博覧館で渡されたパンフレットでは7月中旬から9月初旬まで町のどこかで踊りが行われています。メーンは8月13日〜16日までのお盆の時季の徹夜踊りです。身体を動かしリズムに乗り踊り続けることの爽快感は最高です。

私は郡上八幡まで行く途中の高速道路から見える芽吹き始めの新緑の山々の新しい息遣いや、リンゴの真っ白い花やピンクの絨毯を敷き詰めたモモの花がいっぱい咲いている風景のほうが素晴らしいと思いました。

 

郡上八幡・宮が瀬橋(山上に郡上八幡城)

 

 鷲ヶ岳温泉ホテルの夕食はフランス料理でした。やったね。私も当然ワインを飲みました。私はすぐに顔に出るので赤くなります。祐ちゃんと拓ちゃんは生ビールを何杯も飲みました。かーくんはいつものようにマイペースで飲んでいます。お父さんと久おじちゃんとパパはワインをゆっくり飲みながらあれこれ話し合っています。おばあちゃんは箸でしっかりフランス料理を食べています。

 

 食事が終ったあと、お父さんたちの部屋に集まりビールと焼酎での2次会です。

ハイライトは1週間早い母の日プレゼントです。

おばあちゃんには、ママがお父さん、久おじちゃん、ママの3人の子どもからということで服をプレゼントしました。

ママには、かーくん、祐ちゃん、拓ちゃんの3人からバックのプレゼントです。

お母さんには、私からコーヒーセットを、大からは任天堂の大人の頭の体操ゲームのプレゼントです。

3人とも、エ〜ッ、という感じでビックリしていました。

 

 2日目は世界文化遺産の白川郷と飛騨高山の散策でした。

白川郷では遠く残雪を眺めながら鯉幟が泳いでいました。大きな合掌造りの家に入りました。連休なので大勢の人が見物に訪れていました。群馬のおばあちゃんの家に似ていました。私が小さかった頃、おじいちゃんとおばあちゃんがやっていたお蚕さんのことを思い出しました。

 

 飛騨高山はものすごい人の数でした。人気の細い路地は行き交う人たちで肩がぶつかるような混みようでした。飛騨牛のお寿司を食べようと思っていたのですが2回とも準備中で食べられませんでしたが、飛騨牛の串焼きとコロッケは美味しく食べられました。満足、満足です。

 

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