今年も最高! 志賀高原スキー
焼額山ゴンドラ山頂駅前
ミーハースキーヤークラブが志賀高原スキー場で定宿にしている「ホリディプラザ志賀高原」に到着したのは12時頃だった。今シーズンは昨年末に大量に雪が降った。その後はあまり降らなかったが積雪量は例年になく多い。しかし最近は降っていなかったため道路に積雪はなくスムーズにホテルまで到着した。いつもはB1の大部屋でスキーウェアに着替えるのだが、フロントで確認すると修学旅行生が出てしまったので部屋に入れるという。202号室に入りスキーウェアに着替えてゲレンデに出た。修学旅行でやってきている高校生や大学生たちも昼食時間のためゲレンデで滑っている人影もまばらだ。今回のスキーツアーも例年通り3泊4日であるが、週間天気予報によると曇り・雨・曇りという芳しくない予報が出ていた。しかし、到着した日は薄曇りだが時たま太陽も顔を出しており、晴れることを願ってチケット売り場でシルバー3日券を購入した。
高天ヶ原ゲレンデの頂上からタンネの森ゲレンデ・一の瀬ゲレンデを横切り、焼額山ゲレンデに向かうが強風のため第1ゴンドラは運行を中止していた。第2ゴンドラ下を滑ったあとUターンして寺子屋ゲレンデに進んだ。日曜日のせいかスキー客もボーダーも多い。例年だと水曜日から3泊4日の日程なのでスキーヤーもボーダーも少なめだが、今年は宿の空室状況から日曜日スタートになったのだった。志賀高原スキー場の寺子屋ゲレンデ2125mは横手山ゲレンデ2307mに次ぐ標高を持っているので、雪質は締まっていてコンデションは最高だ。コースは3コースしかないが訪問客は多い。コースを滑り降りたところの「レストハウス寺子屋」でのんびりと外を見ながらビールのジョッキを傾けるのも至福のひとときだ。今回は15時過ぎになると帰って行く人が多く、私たちが入った時は数組が残っているだけだった。ツマミ類は全て売り切れだったので生ビールのみを頼んで持参のチョコレートをツマミにゲレンデを見ながら明日からの展開を想像したのだった。
五一ワインで「ま、一杯」
2日目は天気予報がずれて朝から青空が拡がっていた。気温はー5℃と低いが晴れているので気分は最高だった。8時59分のバスで蓮池まで行き、バスを乗り換えて終点の横手山スキー場湯坂まで行った。通常は硯川までだが1本だけ次の湯坂まで運行するバスがあるのだ。今回はそのバスに乗車して10時8分に終点に到着した。バスを降りた時に見上げた横手山山頂にはガスがかかっていたが、2本のリフトを乗り継いで山頂に到着する頃に晴れてきた。早速、渋峠エリアに滑りに行った。今年のモンスター(樹氷)は小さい。昨年末の大雪以降は降雪が少ないので仕方のないところだ。1本、2本、3本と滑り降りる。渋峠エリアの斜度は比較的なだらかで気持ちよく滑ることが出来る。
12時になったのでシベリア犬が飼われている手作りパンで有名な横手山山頂ヒュッテに向かった。いつもは玄関で寝転がっている犬がいなかった。どうしたのだろうと思っていると張り紙がしてあり、病気になっているようだった。早く治ることを願って玄関近くの石油ストーブのあるテーブルに着き、黒ビールとカレーうどんを注文した。待つこと10分で注文品が出来あがってきた。冷たいビールは喉元を潤し、温かいカレーうどんは胃に入ることにより疲労を回復させ元気が沸きだして来る。外は太陽が顔を出しているとはいえ氷点下の世界だ。テーブルはアマチュア写真家の年配のご婦人3人と相席だった。多分、年齢は私よりも上だっただろう。良い写真が撮れたかどうか聞いてみたが、芳しい答えは返ってこなかった。しかし、3人ともに写真を撮ることを本当に楽しんでいるようだった。他のテーブルにも同年代の年配者が沢山いて、スキーヤーよりもアマチュア写真家の方が多い状況だった。
13時に山頂ヒュッテを出発し、横手山スキー場を2本滑り降り、熊の湯スキー場に向かったが俄かにガスが沸きだし、ホワイトアウト状態になってしまった。10m先が見えないような状態では滑るのが危険だった。暫く様子を見ていたがガスが晴れる気配がないので、無理は禁物とホテルに帰ることにした。ホテルに帰れば温泉を浴びた後はビールにワインに日本酒が待っていた。夕食時には地元長野の五一ワインの白を開けて飲んだ。私には甘い味だった。