佐原の秋の大祭へ
素戔嗚尊
佐原の秋の大祭に出かけてきました。今年の秋祭りは10月12日〜14日の3日間でした。房総の小京都と呼ばれている佐原は、日本全国地図を作った伊能忠敬の生まれた場所ですが、毎年、春と秋のお祭りに江戸時代後期〜昭和初期にかけて作られた大木偶人形の山車が出て、14台の各町内ごとの山車は、大人も子どもも綱を持って引き回していました。
楠木正行
私は何回か佐原を訪れていますが、山車を見るのは初めてでした。山車には木の車が付いており、山車を方向転換させるときは、太い丸太を山車の下に差し入れて、山車を持ち上げるようにしながら、力業で方向転換させていました。その役割は若い衆が行っていましたが、結構大変なようでした。時おり小雨が落ちてくる空模様でしたが、大人も子どもも誇らしげな顔をしていました。やはり、祭りはいいですね。
小野道風
又、佐原には馬場本店酒造と東薫酒造という日本酒の蔵元が2つ残っています。お祭りなので2つの蔵元も店頭で利き酒を開いておりました。試飲のあとに4本購入しました。(^^♪
貯蔵タンク
創業文政8年という東薫酒造では酒蔵見学も体験しました。酒蔵見学は昔、奥多摩の澤乃井酒造で体験したことがありましたが、久しぶりの見学体験でした。東薫酒造は190年の歴史があり、創業者の初代卯兵衛が伊能忠敬の生家から酒造りを教わったとのことです。説明員の女性の方は日本酒の製造過程の順を追って説明してくれました。酒蔵の中はひんやりとしていました。30数本ある手作りの貯蔵タンクには、容積がリットル表示の数字で書かれていました。貯蔵タンクは同じ大きさに見えましたが、やはり手作りということで少しずつ容積の数字にバラツキがありました。
圧力搾り機
見学のあと待望の試飲でしたが、見学者が10人ほどいましたので、10種類ほどあった酒を試飲する順番がなかなか回ってこない状態でした。自分で小コップに酒を注いだところ、従業員が「酒は私どもが注ぎますので手酌は止めてください」、と注意を受けましたが、私の他にも手酌の見学者がいました。なかなか順番が回ってこなかったので、しびれをきらしての手酌でした。酒は美味い酒でした。