佐渡ヶ島で食べたもの
佐渡赤泊港の紅ズワイガニ
3泊4日の佐渡ヶ島への山旅で何を食べたのかの。
10月27日
昼ごはん
新潟港の佐渡汽船ターミナルの待合室でおにぎり2個と缶ビール1缶だった。その後、参加者と合流してジェットフォイルで佐渡ヶ島に渡った。
夕ごはん
佐渡ヶ島の外海府の関集落にある国民宿舎・海府荘に宿泊した。東京の一流店で修行した白髪のオーナーシェフがフレンチ料理を出してくれた。民営の国民宿舎でフレンチが食べられるとは思ってもいなかったので、まさにサプライズだった。女将さんに、フレンチは何人からオーダーできるのですか、と訊くと、3人から受け付けています、とのことだった。料理の味はビックリするほど美味かった。
アミューズ 河豚の白子 ソース トマト
キノコのフリカッセ パイ添え
フォアグラのソテー ソース ペリグー
干し柿の赤ワイン煮と共に
人参の冷製クリームスープ
真鯛のバプール 鷲崎産ズワイガニのソース アメリケーヌ
グラニテ おけさ柿のソルベ シェリー酒掛け
リー・ダ・ニョーのポワレ ソース バン・ルージュ
マスタード風味
フォンダン ショコラと佐渡産無花果のコンポート
ソース アングレーズ
いやはやなんとも。出されたのは8種類のフルコース料理だった。地元佐渡の材料を使いながらの料理に、参加者一同が黙々と舌鼓をうったのだった。私は風呂あがりに缶ビールと地酒の真野鶴生酒を飲んでいたので、食事の時は地酒のどぶろくを飲んだ。いや〜ビックリした。宿の宣伝はあまりしないで、宿泊した人の口コミで宿舎情報は徐々に広がっているとのことだった。実際、佐渡観光ガイドブック2021版の佐渡観光旅館連盟加盟旅館には登録されていなかった。
10月28日
朝ごはん
和食だった。原生林のなかの山道を7時間30分も歩くので、朝ご飯は茶碗に2はい食べた。
和食の朝ごはん
昼ごはん
原生林のなかでおにぎり弁当を食べた。巨大な三角おにぎりを3個食べた。満腹だった。添乗員が作ってきてくれた葱入りの温かいスープが身体とともに心も暖かくしてくれた。
夕ごはん
ドンデン高原ロッジでの夕ごはんはイタリアン料理だった。ビールで喉を湿らせたあとは、地酒の北雪生酒だった。ドンデン高原ロッジは、以前はドンデン山荘という山小屋だったのだが、オーナーが変わると同時に名前もドンデン高原ロッジと変え、料理にも力を入れているとのことで、なるほどと納得のいく美味さだった。
ポーク
スパゲティー
鶏のソティー
デザート
10月29日
朝ごはん
洋食だった。スクランブルエッグ、ハム、ウインナーソーセージ、野菜、フルーツ、パン、ジュースにコーヒー。ここのコーヒーは抜群の美味さだ、と地元ガイドは話していたが、普段コーヒーを飲まない私にはコーヒーの味は分からなかった。
洋食の朝ごはん
昼ごはん
ドンデン高原ロッジで作ってもらったおにぎり弁当だった。ドンデン山から金北山への縦走路の天狗の休み場という草はらで食べた。おにぎりも美味しかったが、鶏の唐揚げも美味かった。
おにぎり弁当
縦走登山を終えて白雲台に下山し、ビジターセンターで佐渡の最後の夜の打上げ用に4合瓶の地酒を2種類買い込んでバスに乗り込むと、運転手からの差し入れで皮をむいたリンゴが配られた。バスで移動中にも車窓から赤く色づいたリンゴが度々眺められたが、シャキシャキした美味いリンゴだった。
ホテル大佐渡での夕ごはんは和食だった。ホテルの宴会メニューで、珍味3種、季節の佐渡沖鮮魚の盛り合わせ、佐渡沖産真烏賊と旬野菜のごろ焼き、国産牛ロースと茸の陶板焼き、河豚の西京焼き、蛸のカルパッチョ、佐渡赤泊港の紅ズワイ蟹、岩海苔茶碗蒸し、お新香3種、佐渡羽茂産おけさ柿の水菓子、佐渡産こしひかり、味噌汁、というものだった。女性のなかには多すぎて食べきれないひともいた。私はもちろん完食だった。風呂あがりに缶ビールを2本飲んでいたので、地酒の真野鶴生酒を飲みながら、料理を美味しく味わった。
ホテル大佐渡の夕ごはん
10月30日
朝ごはん
和洋のビュッフェスタイルだった。私が食べたのは、マグロとイカのお造り2皿、温泉玉子、カレー、焼き鯖、スパゲティー、卵焼き、カボチャのスープ、お新香、ヨーグルト、ごはん2種類、味噌汁、だった。前夜の打ち上げで飲み過ぎて二日酔い気味だった。佐渡産の新米ご飯を食べ比べてみると両方とも美味かった。
ビュッフェの朝ごはん
昼ごはん
ホテル大佐渡で作ってもらったおにぎり弁当だった。海苔巻きおにぎり、焼き鮭、卵焼き、きくらげ、お新香が入っていた。食べられない人のおにぎりが1個ふえて3個になった。男神山の展望台で紅葉を楽しみながら食べた。これも美味かった。
おにぎり弁当
男神山と紅葉山の紅葉を楽しみ、トキを観察して両津港に向かうため加茂湖の脇を走っていると、佐渡名産の「おけさ柿」の選別直売所があった。急遽、バスを止めてもらい、家族へのお土産に「おけさ柿」を買った。食事中にも料理材料として「おけさ柿」は使われていたが、帰宅後に妻と一緒に生で食べたものは、甘くて最高に美味かった。
夕ごはん
ジェットフォイルで新潟港に戻り、新潟駅で地元の山友達と待ち合わせて、友達の紹介する『葱ぼうず』という居酒屋に入った。海鮮料理を肴にしながら、生ビールで乾杯したあとは、佐渡の地酒である北雪の冷酒を味わった。料理も酒も美味く、いい気分になった。
鮮魚6種盛り
豚バラ肉と野菜の朴葉焼き
焼き魚、卵焼き、お新香
イクラの茶碗蒸し
ノドグロの焼きもの
このあとに食事の締めとして、鯛の炊き込みごはんと潮汁が出たのだが、快い酔いが回っていたために写真を撮るのを忘れてしまった。鯛の炊き込みごはんには、サンショウの実がピリッつと効いていて、とても美味かった。
夕ごはんを共にした7人の仲間たち
今回の西遊旅行社の山旅に参加したのは、コロナ禍の影響で海外トレッキングに出かけている仲間と昨年2月から会えていないために、どこかの山旅で会うことになり、丁度いいタイミングで今回の佐渡ヶ島の山旅が目についたのだった。新潟の山友達に会うのは3年ぶりだった。帰りの新幹線の関係もあって、2時間ほどの会食だったが、久しぶりに会った友達は元気だったので安心した。持つべきものは友である。新潟始発の新幹線に乗って、ゆったりとした気分で東京に戻った。今回の山旅の食事は満足満足のものだった。