我が家にルルがやってきた
我が家に4代目マスコットとしてやってきた“ルル”
我が家のマスコット的存在だったフェレットの3代目“ビビ”が高齢で亡くなってしまった。亡くなる前の晩は元気だったのだが、おやすみの挨拶をしたときに、心なしか寂しいように感じたのだった。翌朝、おはようの挨拶をしたときにビビは顔をあげたのだが、もぞもぞしているだけだった。私が台所で朝食の準備をしている時に妻が「淑さん、ビビがおかしい。変だよ」と叫んだ。
出会った時の3代目マスコットの“ビビ”
慌ててビビに近寄ると、妻の手の中で小さくヒクヒクしているビビがいた。ビビと呼びかけると、つぶらな瞳で力なく丸まっているのだった。やがてビビの小さな動きが止まった。ビビは妻の手の中で静かに旅立ってしまったのだ。生まれて1ヶ月で我が家にやってきたビビは、7歳でいなくなってしまった。2年前のことだった。庭の東側にスコップで小さな穴を掘ってタオルを敷き、その上にビビを寝かせ、ありがとう、の言葉をつぶやきながら土をかけたのだった。こうして3代目のフレットのビビは我が家からいなくなったのだった。ビビはいつも元気だった。朝起きると、ゲージをかじりながら早く外に出してくれとせがんだ。出入口を開けると外に出て、部屋中を走り回っていた。どこかにもぐってしまい姿が見えない場合でも、ビビと呼ぶと走ってやってきた。愛くるしいビビはいなくなったのだった。
可愛い表情の“ルル”
2022年1月2日、家族4人で船橋ららぽーとの中にある『フェレットワールド』に出かけた。我が家の4代目のマスコットに出会うためである。我が家の2代目も3代目もフェレットワールドから連れてきたマスコットだった。店に入っていくと、ひとつのゲージに3匹から4匹のフェレットが入れられ、あるものは眠り、あるものは餌を食べ、あるものはじゃれ合っていた。既に飼い主がついているフェレットには、引き取り前の飼い主の名前がゲージに表示されていた。
お転婆になりそうな“ルル”
ひと通りゲージのなかのフェレットを見て回ったが、いずれのフェレットも生後3か月を過ぎていたので、想ったよりも大きな子どもたちだった。3代目のビビは生後1ヶ月の時に我が家に連れてきたので、その時は両手のなかにすっぽりと収まる小さな子であったが、ゲージのなかの子どもたちの大きさは2倍か3倍あるように感じられた。
我が家の新しいマスコットの“ルル”
家族4人でフェレットを抱いてみて、動きや愛嬌などを確認しながら、たくさんいたフェレットの中で一番可愛いと思われたメスの1匹に決めて、我が家に迎えることにしたのだった。名前もそれぞれが想いうかべるなかで“ルル”と決めたのである。ルルは2021年10月6日にアメリカのニューヨーク生まれだった。ルルは1回目のジステンパーウイルス感染症予防のワクチン接種を済ませていなかったので、ワクチン接種を済ませてから1月14日に我が家にやってきたのだった。2年ぶりにフェレットが部屋の中を走り回る姿が見られたのである。