久しぶりにルリビタキに出会えた
久しぶりにルリビタキの雄に出会った
12月7日 木曜日 晴れ
バードウォッチングのなかのひとつの楽しみとして、ルート上にキンカンがなっている。キンカンが育つ畑はおじいさんとおばあさんが耕しており、最近は見かけることが少ないが、キンカンをもらう了承を得ている。毎年、冬になるとジャンパーのポケットにキンカンをいっぱい詰めて、約2時間のバードウォッチングのなかで、一粒一粒かみしめながら野鳥を見て歩くのである。キンカンは黄色く色づき始めたところであり、口に含むと甘さが薄く酸っぱい味がした。年を起こして1月後半にはちょうど食べころとなるだろう。
餌台のスズメ
柿の木の下に餌台を置いている家がある。餌台にはアワやヒエや米が入っているのだろう。スズメたちがやってきて、チュンチュンと会話をしながら嬉しそうに食べていた。柿の木の実はすでに落ちて、冬になると野鳥たちの食べ物が極端に少なくなるので、餌台は野鳥たちにとって大切になるのだろう。
陽だまりにスイセンが咲きだした
陽だまりに早くもスイセンの白い花が咲きだした。千葉県には兵庫県淡路島の灘黒岩水仙郷、福井県の越前海岸と並びスイセンの日本三大群生地が南房総の鋸南町にある。今年も天気予報を確認しながら、年が明けたらスイセンロードを歩こうと考えている。
道路上で餌を探すハクセキレイ
5羽のハクセキレイが道路の真んなかで休んでいるように見えた。通常、ハクセキレイはオスメスの2羽でいることが多いのだが、今回は家族なのだろう。道路にはハクセキレイの餌となるようなものは落ちていない。しばらく観ていると道路脇の草むらに飛びこんで草の実を探していた。双眼鏡でハクセキレイを確認してみると、ハクセキレイのくちばしには小さな黒い虫が咥えられていた。たとえ小さな虫であっても、ハクセキレイの餌になるのだろう。私が近づいても逃げようとはしなかった。
不織布カバーの上で何を想うかハクセキレイ
野鳥を観察していると不思議なことが多々ある。例えば防風防寒のために冬野菜の上にドーム状に不織布をかぶせるが、そのドームの上にたくさんのハクセキレイが乗って、周囲を見渡しているのである。度々不織布の上に登っているようで、不織布には無数の糞が落ちている。彼ら彼女たちは不織布のドームの上に上って何を確認しているのだろうか。
梢で休むカワラヒワ
10羽ほどのカワラヒワが桜の枝先に舞い降りた。強い向かい風にバランスを取りながら必死に枝にしがみついているように見えた。望遠レンズでカワラヒワに焦点を当てようとするが、桜の枝が入り組んでおり、なかなか焦点が定まらない。撮影時にイライラするシーンである。
シジュウカラ・アオジ・ヤマガラが仲良く
神場公園に寄ってみると水辺にやってきたのはシジュウカラ・ヤマガラ・アオジ・キセキレイだった。みんな喉が渇いたので水飲みにやってきたのだろう。大きさが同じくらいの野鳥たちは、喧嘩もせずに仲良くしているが、体が3倍も4倍も大きいヒヨドリなどがやってくると、体の小さい野鳥たちはすぐにその場を立ち去る。
ラッキーだったルリビタキとの出会い
強い風のなかを花島公園の野鳥観察場所に歩いていくと、ひとりのバードウォッチャーがベンチから立ち上がり何かを撮っていた。私は急いで男性に近づき、カメラの向けられている先を確認すると、赤いサザンカの花の下にある石の上にルリビタキのオスが停まっていた。びっくり。すぐにルリビタキに焦点を合わせてシャッターを押した。それから30分ほど待ってみたが、再びルリビタキは現れなかった。ルリビタキに出会うのは久しぶりで、実にラッキーだった。
水あびをするヤマガラ
今回出会った野鳥は、ヒヨドリ、ツグミ、スズメ、カワウ、キジバト、ムクドリ、アオサギ、オオバン、メジロ、
ウグイス、ハクセキレイ、ハシボソガラス、モズ、ハシブトガラス、バン、カワセミ、カワラヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオジ、ルリビタキ、コガモ、カルガモの23種類だった。