子どもたちの喫煙について
PTA会長 岩井 淑
PTA会長の岩井です。
以下の文は10月18日のPTAバザーの父親コーナーで模擬店を手伝ってくれると言っていた人とのメールのやりとりの一部です。
バザーの件ですが、ぜひお手伝いに参上したかったのですが、祭礼パトロールの時にタバコを吸っている幕中の生徒を注意したので気乗りがしなくなってしまいました。
また御連絡致します。
私も子守神社のお祭りの9月15日〜17日のうちの15日だけ18時〜20時半までパトロールに出ていましたが喫煙している子どもには会いませんでした。
食事のときなどに子どもたちとタバコや酒の話をしてみるといろいろなことを話してくれます。その話の中から大人たちが考えていかなければならないことが多々あります。
まず、子どもたちの喫煙を考えるとき、中学生や高校生という背伸びしたい子どもたちがタバコを吸いたくなる環境が子どもたちの周りにあまりにも多いことです。
自動販売機では何時でも簡単にタバコを買えますし、保護者や先生の中にもタバコを吸っている方はかなりいると思われます。私は現在タバコを吸いませんが以前は「ピース」という日本で売られているタバコの中ではニコチンもタールも一番強いタバコを吸っていました。しかし結婚する前に『胎児の環境としての母体』という岩波新書を読んだことが契機となってタバコを吸うのを止めました。私は保護者や先生など子どもたちの身近な大人がタバコを吸うことを止めたうえで、子どもたちにニコチンやタールの有害性を伝え、喫煙を注意していかないかぎり子どもたちの喫煙は減っていかないと思います。タバコへの対応は身近な大人が子どもたちに見本を示すべきだと私は思います。
2003年10月
●カナダの紙巻きたばこの包装にある警告表示は以下のように書かれています。
「シガレットはがんの原因です」
「喫煙はあなたを殺すかもしれません」
「シガレットは中毒になります」
「シガレットは致命的な肺疾患の原因です」
「たばこの煙は非喫煙者にとって重大な肺疾患の原因になります」
「妊娠中の喫煙はあなたの赤ちゃんを傷つけます」
「シガレットは心臓発作と心疾患の原因です」
一方、日本のたばこのパッケージに印刷されているのは
「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」