大切なものは目に見えないことが多い
PTA会長 岩井 淑
PTA会長の岩井です。
4月に後輩の子どもが小学校に入学しました。その子どもに入学祝を兼ねて1冊の本をプレゼントしました。そのプレゼントに添えた手紙の一部です。
いわいの おじさんが いちばんすきな ほんをおくります。
『ほしの おうじさま』です。
たいせつなことは みえないことが おおいんだよ。
やさしいこころとか せきにんかんとか
とてもたいせつなことがね。
私は子育てにあたって、優しい心とか責任感とか目に見えないものの中に人間にとってとっても大切なことがある、ということをどのようにしたら子どもの心の中に育てることが出来るのだろうか、ということを中心に子どもとかかわりをもってきました。
また、試験で良い点を取らなくてもかまわないから友達と仲良くし友達を大切にすること、そして元気に外で遊ぶこと、を中心に子どもとかかわってきました。
人間は社会的な生き物ですから社会と断絶して一人で生きていくことは出来ませんし、お互いが理解しあい協力しあいながら意志を通じ、連帯感を持って生活していく中でさまざまな問題を克服して前進していくものだろうと思っています。
中学生という年代は急速に身体も心も発達していく時期ですし、自己の自立・自律が進み、同時に親離れの時期は私たち親にとっては子離れの時期です。昔で言えば15才は元服であり一人前の大人として扱われる年令です。子どもたちが優しい心と責任感の強い人間に育っていってくれたらいいなあと思います。
2003年6月