PTAは子どもたちの応援団

                                           

PTA会長 岩井 淑

                                               

幕張東小学校に続いて児玉さんからPTA会長をバトンタッチした岩井です。

子どもは中学3年生です。

 

子どもたちの世界は「いじめ」「不登校」「万引き」「たばこ」「酒」「薬」携帯電話の急速な普及によるアダルトサイトへのアクセスや出会い系サイトによる援助交際の名の「売春」等、私たちが子どもの頃とは比較にならないほど変化しています。

 

その中にあって日頃から子どもと話し合う中から子どもを理解し信頼し応援していくという立場が親の立場であると思います。子どもの心を理解するには、おとなは自分自身が子どもであったことを忘れてしまう人が殆どですが、常に子どもの頃の不安な気持ちや自信がなかった当時のことを忘れないようにすることが大切だと思います。子どもにとって一番近い大人は親です。しっかり子どもたちを応援していけば子どもたちは自立していきます。

 

よく言われる言葉ですが、人間は環境と教育によって形づくられていきます。

子どもたちにとっての環境とは「家庭」「学校」「地域」の3つが代表的なものであり、教育も「家庭」「学校」「地域」で成り立っています。私が幕張へやって来たのは高校2年の娘が東小学校に入学する年でしたから11年前になります。曲がりくねった細い道と猫とお年寄りの多い町だというのが第一印象でした。人参畑と田んぼ、日本昔ばなしの里山のようなのんびりした風土は伝統ある幕張中学校の先生とそれを支える地域の人たちと親たちの協力の上に成り立っていると思います。

 

そのトライアングルである親、先生、地域の方たち、その3つが連携しあい、信頼しあい、お互いに協力し合って子どもを暖かく包み見守っていく風土を継承していく必要があると思います。親、先生、地域の方たちのネットワークがうまく回っているところで生活する子どもたちの眼は輝き、元気な子どもとして成長していくでしょう。

PTAは子どもたちの応援団です。

今年、1年間、よろしくお願いします。

 

                                         2003年5月

 

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