快調だった尾瀬岩鞍スキー

 

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今回の参加者は8人だった

 

 今年の2月に出かけて行った尾瀬戸倉スキーツアーへの誘いが「2016年スキーのお知らせ」という表題で幹事からメールが届いたのは3ヶ月前の昨年11月15日のことであった。「勿論、参加します」と返信メールを送ったのは当然のことである。今回も山仲間でありスキー仲間である山本の車に東所沢駅から同乗させてもらっての参加であった。

 

 スキー幹事が計画した日程は2月7日〜9日までの2泊3日であるが、私と山本の二人はいつものように前日の土曜日から宿泊する3泊4日の日程である。前日は当然のことにスキーは滑らずにもっぱら地酒を飲みながらの「ノミュニケーション」であり、宿泊ロッジは毎年お馴染みの「さんらいず」である。ロッジのおやじさんとおかみさんはとても気さくで親切である。

 

 前日は15時頃にロッジに到着し、いつもは本館2階の部屋に宿泊していたが、今回は別館のバンガローのほうに泊まることとなった。バンガローは8人用であるが、空いているので二人で泊まってかまわないという。そうすれば翌日の部屋移動がなくなるので楽でしょう、とのことだった。私たちにとっては実にラッキーだったが、ロッジ側とすれば例年に比べてスキー客が減少しているのだが・・・

 

風呂からあがると早速、山本と二人での宴会が始まった。ビールから始まり地酒に突入する。地酒は沼田インターを降りてからセブンイレブンで買ったのだが、ロッジまでの道筋に地酒酒蔵があったので来年は酒蔵で買おうと決めたのである。宴会は途中、夕食のため本館の食堂に移動し、熱燗2合を2本飲みながら美味しい食事を摂る。毎回思うのだがロッジの食事はとても美味い。土曜日のせいか10人の団体が入っていたので、学生なのか話してみたら社会人とのことだった。夕食を終えてバンガローに戻り、宴会が再スタートしたわけだが、結局、1升瓶が空になってしまった。いやはやなんとも・・・

 

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チャンピオンゲレンデ上部で

 

 翌日はみんながロッジに到着する前、8時にロッジを出たのもいつものとおりだった。ロッジで宿泊証明を書いてもらいチケット売り場でシニア3日券を購入した。山頂へ向かうゴンドラは既に運行を開始していた。早速、乗り込んで眼下にカモシカはいないか探してみたが1回目の乗車では見つからなかった。ミルキーウェイを足ならしで滑った。1年ぶりのスキーなので足と身体のバランス感覚がどうなのか、と思ったがすぐに滑る感覚は戻ってきた。

 

 2度目のゴンドラ乗車で右側の眼下に動く大きいカモシカに出会った。このカモシカは3度目に乗車時までは確認できたが、4度目の時は姿を消していた。カモシカは雪深い中で食べ物を探しているのだが、動物園などで飼育されている動物と違って野生動物が生きていくということは、毎日が飢えとの戦いであり、特に雪深い冬の山間部は大変なことだと思う。

 

 午前中に、ミルキーウェイ、女子国体、男子国体、西山、女子国体、チャンピオン、という流れで各コースを滑り、「お祭り広場」で30分間休憩していた時に、日曜日から合流するみんながやってきた。いつものパターンである。私たち二人は30分休憩後に再度同じ流れを滑ったのだが、男子国体コースに圧雪が入っておらず、ガチガチのアイスバーンということもあって西山コースを2本、チャンピオンコースを2本に増やすことにして各コースを滑った。今シーズン初滑りであったが実に気持ち良く滑れた。天候は徐々に回復していく傾向にあり翌日も翌々日も快調に滑れたのは言うまでもないことだった。

 

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