厳寒の尾瀬岩鞍スキー

 

山猫の帽子を被って、イェ―イ!!

 

 今年も28日〜10日の2泊3日の日程で尾瀬岩鞍スキーツアーに出かけた。毎年出かけているものでNTTを退社したあとも昔の職場仲間からツアー案内が届くので、毎日が日曜日の主夫の身としては渡りに舟とばかりに出かけていくのである。主夫をしていると日常の繰り返しには変化がなく、自ら変化を求めて外へ出かけていくことが刺激となり、心身ともに健康でいられる秘訣であると考えている。私の場合、尾瀬岩鞍スキーはいつも前泊で出かけているので2月7日〜10日の3泊4日の日程となる。今回のメンバーは男性6名、女性2名で合わせて8名であった。

 

 それにしても今年の寒さは半端ではなかった。今年最強の寒波が日本列島を覆っているとのことで、日本海側から北海道にかけて大雪が降っており、シベリア寒気団がすっぽりと東日本を覆っている天気図が報道されている。いやはやなんともの寒さだ。寒いのなんのって。標高1006mのゴンドラ乗り場でお昼の気温がー9℃、翌日が-8.5℃というわけで1675mの山頂に行けば更に気温は下がり、おまけに強風が吹いている。強風が吹き抜けると雪を舞いあげ前が全く見えないホワイトアウト状態となる。滑走している状態でも身体は温かくならず、顔は冷たいという感覚ではなく痛いという感覚であった。

 

 それでも8日の午前中は太陽が顔を出していたので身体に感じる寒さはそれほどでもなかったが、9日と10日は風も強く身の縮まる寒さだった。スキーに来ているのだから寒いのは当たり前で泣き言は言うまいと思ってはいるのだが、ストーブの前で本でも読んでいたくなる寒さなのである。その中をロープウェイで山頂に登ってはコースを変えて滑り降りてくる連続である。8時半始発のペンション送迎バスに乗ってゲレンデに向かい、ミルキーウェイコース2.8km、女子国体コース1.6km、男子国体コース1.8km、ななかまどコース1.1km、チャンピオンコース1.0km、をノンストップで一筆書きに滑っていくと1時間半から2時間でひとまわりできる。30分ほど休憩し、2回目の一筆書きで滑ると13時頃となる。ここでスキーは終了し、お昼御飯を兼ねた飲みタイムとなる。私は生ビール恵比寿の琥珀を中ジョッキで2杯、次にワンカップの菊水を2杯。これで十分である。飲酒滑降は事故のもとであるから飲んだら滑らない。本を読んで迎えのバスを待つ時間とする。

 

夕食後の宴会(左から、大川、岩井、三井、原)

 

 以前は参加者も多かったので8人収容のコテージを2棟借りてのツアーだったが、最近は参加者が少なくなってきたのでコテージは男性用に1棟、本館に女性用に2部屋であった。ゲレンデから帰り、ひと風呂浴びた後は夕食前後の宴会となる。ビール、日本酒、ウィスキー、焼酎、缶チュウハイ、ワイン、泡盛、と何でもござれであった。私は酒の種類は厭わず何でも飲むが、寝るのは21時と決めている。宴たけなわで仲間がまだまだ騒いでいる時でも2階に上がって休むことにしている。仲間もそれを心得ており、21時になると誰からともなく、「岩井さん、そろそろ寝る時間ですよ」と声がかかる。誠にありがたいことである。今後もスキーツアー案内の声がかかる限り、参加していきたいと思っている。そのためには心身ともに健康を保つことだと思っている。

 

2015年2月15日