快晴すぎたホワイトワールド尾瀬岩鞍
正面に日光白根山が見える男子国体コース入口
今年もホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場に出かけた。スキー企画者からの連絡は2泊3日の予定だったが、一緒に行く山本と相談の上、私たち二人は前泊をとり3泊4日の行程とした。週間天気予報では曇り・雪であったが、実際には初日は快晴、2日目も快晴、3日目が雪という空模様だった。
初日から私と山本は飛ばした。宿泊している「ロッヂさんらいず」の8時30分発のバスに乗車し、ゲレンデに到着するやリフト券の購入を済ませると動き始めたロープウェイでゴンドラ山頂駅1675mまで運んでもらう。簡単な準備体操を行ったあと最初の1本目はミルキーウェイコース斜度18度2800mをノンストップで滑り降り、再びゴンドラに乗車し山頂駅へ。このゴンドラに乗車している10分ほどの時間はゴンドラ周辺の山を見渡し動くものがないか目を皿のようにして注視する。今年はどういうわけか例年以上に親子の姿も含めカモシカの姿が度々目についた。
2本目に滑るコースは女子国体コース斜度27度850mプラス斜度23度800mである。ここもノンストップで滑り降りる。3本目はチャンピオンコース斜度24度1050mである。第4ロマンスリフトを降りるとチャンピオンコースからロマンスコース斜度15度950mをつないで一気に滑り降りゴンドラ乗車となる。4本目はゴンドラ山頂駅から西山ななかまどコース斜度22度1100mをノンストップで滑り、西山第2、第3リフトを乗り継ぎ山頂駅に戻る。最後の5本目が男子国体コース斜度29度1800mにファミリーコース斜度10度400mをつないで「お祭り広場」までノンストップで滑り降りて休憩、というのを1セットの滑りとしている。距離にして約10000m、時間にして約1時間半の滑降を連続して行い、休み時間はゴンドラ乗車時とリフト乗車時のみという滑り方である。
ミルクティーを飲みながらの10分か15分休憩後に第2セット目に入り、同じコースを滑降してきて「お祭り広場」での大休止となる。「お祭り広場」に戻るのは大体12時半ごろの時刻となり、これからは当然の流れとしてビールの大ジョッキに始まり、やがて日本酒へと移行していくのが自然であり、迎えのバスが来るまで宴会は続く。私は酒を飲んだらバスの駐車場まで安全に降りることだけを考えてスキーは滑らない。従ってここ数年は午前中勝負のスキーを行っている。一緒に行動している山本も酒を飲んだら滑らないが、他のメンバーは昼食時に酒を飲んでも元気に出かけて行って滑っている。
第1回ドンぺリ争奪選手権優勝者:大川裕子
2日目の午後、私と山本はいつものように「お祭り広場」で宴会をしていたが、ミルキーウェイコースで『第1回ドンぺリ争奪選手権』が5選手によって戦われていた。参加した選手は、原選手、吉野選手、中島選手、三井選手、大川選手の5人であった。優勝者には高級ワインである“ドンぺリ”が手渡されるという。値段は1本3万円である。ゴンドラ山頂駅からスタートしゴールの山麓駅までの全長2800mのコースで、原選手がスタートした3秒後に大川選手がスタートし、直後に吉野選手、中島選手、三井選手がスタートするという形でレースは展開されたが、男子選手4人を軽々とかわし第1回ドンぺリ争奪戦は女子選手の大川裕子の優勝となった。夕食時にドンぺリのコルクが抜かれ、今回のスキーツアー参加者全員で軽い味のドンぺリを飲んだ。私はドンぺリの名声は以前から聞いてはいたが実際に飲むのは初めてのことだった。支払いは選手権提唱者の原選手が15000円、残りの3人が5000円だったとのこと。懲りずに来シーズンにも『第2回ドンぺリ争奪選手権』が戦われるという。