雪降る小樽

 

大正ガラス店前で

 

1月29日〜2月1日までの3泊4日の日程で北海道に家族旅行に行きました。往復の航空機と札幌のホテルだけを予約するフリープランです。あとは自分で行きたいところにいくスケジュールで初日は小樽へ行きました。

 小樽運河周辺を歩くのは何回目だろうか?
いつもは小樽駅前から真っ直ぐに南へ歩いていくのですが今回は南小樽駅から歩いてみました。

 雪が絶え間なく降り続いています。地元の方は慣れているのでスイスイ歩いていきますが、私たち3人は足元に注意しながらゆっくり歩いていきます。途中で娘がレッグウォーマーを買いたいというのでユニクロに寄りました。金曜日の午前中ということもあり店内は閑散としていました。

 南小樽駅から10分ほど歩き「小樽オルゴール館」に到着しました。雪の中を観光客が大勢歩いています。オルゴール館に入ってみました。娘の愛が自室に置いてあるのと同じ緑色のドレス姿のお姫様のオルゴールを目に留めました。私が数年前に土産物として娘に買って帰ったものです。1階だけを観て回りましたが改めてオルゴールの種類の多さに驚きました。結局、オルゴール館では買いたいものがなかったので見ただけで終わりにしました。

 外に出ると依然として大粒の雪は絶え間なく降り続いていました。観光客が沢山歩いており会話から判断すると中国か台湾の方が多く見受けられました。大声で話しながら歩いています。マナーという点で日本人とは大分違う印象を受けます。

 妻や娘は試食で食べたチーズケーキやチョコレート菓子が美味かったので早速お土産として購入です。3泊4日の初日からお土産を買うので最終日までにはどうなることやらと思いますが、その土地でしか買えないものが本来のお土産だと思い、気に入ったものを買っていきました。

お父さん預かります
ガラス細工の製作工房を歩道から見ていると、店員の「展示室に作品がありますから宜しかったら覗いてみませんか」という呼びかけに妻と娘が早々と店の中の展示室に入ってブローチを選んでいます。流石に展示されている大小の作品群は見事なものです。私はいつものように酒器セットに目が行きましたが、家に何セットもあるので今回は見るだけにしました。

 ブローチを選んでいた二人は、最初、娘が明るい水色と銀の模様のブローチを選びました。なかなかのものです。妻は少し落ち着きのある緑がかったブローチを選びました。付いている紐が短めなので少し長いものに取り替えてもらい、二人とも気に入ったようで小樽旅行の記念のお土産になったようでした。勿論、料金は私が払い二人へのプレゼントでした。

 お昼近くなったので網元が経営している料理店に入り寿司を頼みました。一品料理で、真鱈の白子の酢の物を北海道では「たち酢」といいます。勿論頼みました。滑らかでクリーミィの口当たりは一度食べれば虜になります。ホッケの焼き物は大きさ、油の乗りを含めて申し分ないものでした。それに地酒で2合熱燗徳利を2本飲めば、気分はホンノリ絶好調です。降る雪も気になりません。

 身体も温かくなったので店を出て寿司屋通りまで歩き、前回小樽を訪れた際にガラスのぐい呑みを買った大正ガラス店の前で恋人同士のように作られた雪だるまと記念写真を撮り、運河沿いにでて降り積もった歩道を小樽駅に戻りました。小樽の街は雪は降り続いていましたが風がなかったので穏やかに静かな風景でした