オー美会展を観に行く

 

石間さんの作品

 

 第15回オー美会記念展の案内状が届いた。昨年の春にネパールの国花である真っ赤な石楠花(ラリグラス)を見に出かけた際に知り合った石間さんからの美術展の招待状だった。昨年も出かけたが今年もJR大崎駅前の大崎ニューシティ2号館で開かれた美術展に出かけた。オー美会記念展と言うのは日本IBM社を退社された方々が趣味で行っている絵画、写真、陶芸の作品展である。今回は絵画の部門で10名、写真の部門で6名、陶芸の部門で7名、その他に特別出展として5名の方々が写真、絵画、能面の作品を展示していた。

 

 今年の会期は4月17日〜22日で、私は石間さんが会場におられる4月18日の午後に会場に出かけて行った。受付で出品者のリストをいただき、展示されていた作品の一つひとつを丹念に観賞して行った。そのなかで絵画部門では、西中さんの工筆画「あんず」、古川さんの水彩画で新宿御苑を描いた「初夏の装い」と養老渓谷を描いた「秋深まりて」、山内さんの「新秋」。写真部門では、石間さんのゴラパニからダウラギリにかかるレンズ雲を撮った「白雲奔放」、川又さんの雨晴海岸の「夜明け前」、栗原さんの南アフリカのダチョウの「遠足」、榊さんの航跡が見事な「九十九島の夕凪」。陶芸部門では堀田さんの古信楽の「焼締 鎬火器」の作品が目に留まった。陶芸の堀田さんは今回が初めてとのことだが20点を展示しており、趣味の陶芸を30年続けているという。出品された様々な作品群の出来栄えは実に見事なものであった。本人がいたら話を伺いたかったので石間さんに堀田さんは会場に見えられているのかどうかを確認したところ18日はおられなかった。本人と話ができず残念だった。

 

 当日、私は会場に16時30分に到着し18時の終了まで作品を観賞するつもりであった。当日は一緒にネパールトレッキングで出かけた仲間たちが時間を調整してやってくるというので再開を楽しみにしていた。やってきたのは昨年トレッキングに出かけた仲間が2名、旅行会社の西遊旅行社から2名、それと私は初めてお会いしたかた1名、それと石間さんと私の7名であった。18時の美術展の終了時刻を過ぎると集まった7名で美術展が開かれていた大崎ニューシティビル内のイタリアンレストランで再会を祝しての宴会となった。

 

久しぶりに会った山仲間

 

 5000円会費の90分1本勝負の飲み放題である。私は生ビールを3杯飲んだあとにワインに変えた。赤・白・赤・白・赤・白とボトルを次々に空けていく。私を含めて、みんなよく飲む連中である。それぞれの近況報告を含め今後のトレッキング予定などの話で1本勝負の時間はまたたくまに過ぎて行った。楽しい時間だった。