走った後のビールと鰻が美味い

 

59分で余裕のゴールイン

 

 例年の恒例イベントとなっている『成田POP市民マラソン・10Kmの部』に今年も参加した。

例年は甥の一騎と共に走っているが今年は一騎の父親、私にとって弟が群馬から夫婦でやってきた。

3人で紅葉が始まる成田を走った。

 成田のコースはフラットなのでとても走りやすい。2ヶ所に設置されている給水所では地元の中学生がボランティアで一所懸命にコップで給水してくれていた。行きにも帰りにもコップ半分の水は身体に元気を取り戻してくれる。

 

 今年のペースも1km6分を目安に走った。コースの脇には1kmごとに距離表示が出されているので、その表示を横目で見ながら一騎に通過タイムを確かめる。走るペース自体が一定なので刻むタイムも確実に1km6分で通過していく。6kmを通過するまでは3人で一緒に走っていたが、通過後、弟が徐々に遅れ始めた。私と一騎はゴールインの目的タイムを60分と設定しているのでそのままのペースで走っていく。1km6分というペースはジョギングのペースより速いがお互いに話が出来る程度のスピードである。

 

 千葉は比較的に暖かい気候なので紅葉も遅く、コース脇の街路樹の色付きはまだ若い。そのような葉を見ながら走る。一騎は普段はフットサルの練習をしているので足取りは軽い。私は今回の10kmレースに備えて練習を3回行った。5km、10km、5kmという距離を走ってレースに臨んだわけだが息もあまりあがらずに走ることが出来た。ゴールに戻ってきた時のタイムは59分であり、目標とした10km60分のペースにピッタリ合った走りだった。

 

応援は妻と妹の2人であった。空は曇っていたがそれほど寒くはなく、私たちがスタートして戻ってくるまでの1時間を臨時に設営されたスポーツウエアやソックス、シューズの販売店を覗き込んだり、競技場の周りを散歩していたとのこと。デジタルカメラを構え私たちの走る姿を写してくれた。

 

走り終わるとテントの中に入り速攻で着替え、目指すところは鰻専門店の『川豊』である。レースが行われる成田陸上競技場のそばに立派な『川豊西館』が建っているがコンクリート製ビルである。風情を考えるとやっぱり成田山門前の『川豊本店』だ。今年も2階座敷に上がりこんで、ビール5本、酒3本、白焼き、蒲焼き、鯉こく、肝吸い、骨せんべい、お新香、などを頼んで昼食になる。走った後のビールは実に美味い。汗が出た後の身体にビールが滲みこんでいくような感じで喉を落ちていく。これがあるから成田POPマラソンはこたえられない。気持ちよく飲み、かつ食べられる。来年もレースを走るのが今から楽しみだ。

 

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