復活祭のミサとスパゲッティ
スフォルツェスコ城美術館
ミラノ観光のスタートは、かつてのミラノ領主であったスフォルツェスコ家であった中世の古城からでした。このスフォルツェスコ城は映画「ハリーポッター」に登場してくるような雰囲気を持った城で現在では美術館になっており、天才・ミケランジェロが89歳の死の3日前まで製作していたとされる未完の「ロンダニーニのピエタ像」やレオナルド・ダ・ビンチの天井画「アッセの間」があります。私たちは時間の関係から美術館見学はせずに城の外側からの見学でしたが、今は水が張られていない堀には実際に戦いの時に打ち込まれた石の弾丸が集められていました。また弾丸が当たって崩れた城壁などを見ると映画で映し出される戦闘シーンなどを思い出しました。
ミラノ大聖堂(ドゥオモ)裏に咲く満開の辛夷の花
ミラノのシンボルは何と言っても街を守る黄金のマリア様が一段と高い尖塔の上で輝いているミラノ大聖堂(ドゥオモ)です。500年の歳月をかけて建設された尖塔の数は135本、大聖堂の壁面を飾る大理石の彫刻立像は2245体もあります。そのスケールの大きさにただただ感心するばかりです。美しいステンドグラスに彩られた大聖堂の中に入ってみました。内部では丁度、キリストの復活祭ミサが荘厳な雰囲気で行われており、ロウソクが燈され、たくさんの人たちが祈りを捧げていました。
エレヴェータで屋上に上がってみました。ミラノ市街を見下すとオレンジ色の屋根が目立ちました。屋上にもたくさんの彫刻立像が立っていました。屋上を半周ほどしたときに2人の係官が反対側から歩いてきて、「もう昼休みで屋上見学は終了するので帰って欲しい」というようなことをイタリア語で話しかけてきました。イタリア語はよく分からないけれど感覚で屋上を閉めるので降りて欲しいといっているのだろうと判断しました。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア内のレストランでの昼食
ガラス張りのアーケードである「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア」内のバールに入って昼食にしました。トマトのスライスにモッツアチーズが載せてあるサラダとピッツアを2種類、それにビールを2本とジュース類です。いずれも美味しかったです。イタリアの人たちの食事風景を見ていましたが、昼食のせいか、軽いものをさっと食べて、さっと出て行くというスピーディな感じを受けました。日本人のように腰を落ち着けて食べない感じでした。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアの中央十字路の天井にはヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの4大陸のイメージを描いたフレスコ画があります。その描かれたイメージ画を見るとなるほどなあと頷けるものでした。