真っ赤なマンジュシャゲが咲いていた
真っ赤に咲くマンジュシャゲ
早朝バードウォッチングをしていると、虫の声が強く聞こえるようになり、朝晩の肌に感じる気温も下がってきている。真っ赤なマンジュシャゲが咲いていた。もうじき秋のお彼岸になる。子どものころヒガンバナといわれるこの花を見ると、不気味に感じたものだった。なぜ不気味に感じたのかは、花だけあって葉が見えなかったからだった。首から上だけを連想させ、何か不思議な生物を見ているように感じたのだった。
稲刈りが始まった
田んぼで稲刈りが始まっていた。ヤンマーやイセキの大型コンバインが田んぼに入り、作業が進められていた。現在は稲わらを立ててボッチにすることはほとんどない。稲刈りと同時にコンバインの中で稲わらは数センチに切り刻まれて田んぼにバラまかれ、肥やしにしてしまうのだ。昔の秋の田んぼの光景は、脱穀したあとの稲わらをボッチにして乾かし、畳の芯や牛馬の餌にしたが、そのような光景は遥か昔のことになった。
久しぶりにキジのオスに出会った
キジの雛を探して早朝バードウォッチングを続けていたが出会うことはなかった。しかし、久しぶりにキジのオスに出会った。朝日を浴びたオスの首から胸がメタリックな紫色や緑色に輝いていた。出会った場所は、やはり耕作放棄地だったが、私にとっては初めての場所だった。いつも野鳥を撮影しているおじさんがキジを見かける、と言っていた場所だった。オスの周りを丁寧に確認したが、今回もメスや雛の姿は確認できなかった。今年は繁殖しなかったのだろう。
落穂拾いをするカルガモ
稲刈りの終わった田んぼにムクドリ、キジバト、カルガモなどが集まりだした。落ち穂拾いである。今朝は9羽のカルガモが確認できた。田んぼの中央に舞い降り、落穂を拾っていた。刈り入れまぢかな稲穂を食べるのではなく、刈り入れの終わった落穂拾いならば、農家に迷惑はかからないだろう。
モズの高鳴きが聞こえだした
夏の間は静かに影を潜めていたモズが、秋の訪れとともにけたたましい声で縄張りを宣言しだした。モズの高鳴きである。その声があちこちから届くようになった。早くも来春の子育てに向けての縄張り宣言である。
黄色いオクラの花が咲いていた
夏野菜のオクラの花が咲いていた。薄黄色の美しい花である。私が子どものころは農家ではオクラは栽培されていなかった。いつのころからか八百屋の店先に現れて、今ではネバネバのスタミナ野菜として人気者になっている。オクラは成長が早く、油断していると実が伸びすぎて硬くなりすぎるのである。私も失敗したが、硬くなったオクラは筋ばっていて、とても食えたものではない。
ギンナンの実が色づきはじめた
ギンナンの実が黄色く色づきはじめている。やがて訪れる台風によって実は落とされるのだが、ギンナンの実を食べる野鳥はいない。ギンナンの実を食べるのは人間以外に、しいてあげるならばイノシシぐらいだろう。しかし、幕張にはタヌキやハクビシンはいるようだが、イノシシが現れたということはまだ聞いていない。
キクイモは秋の花である
キクイモの黄色い花があちこちに咲きだした。キクイモは秋の花である。キクイモは実にしぶとい帰化植物である。もっとも帰化植物は、どれもしぶとく生命力にとむ。そうでなかったら日本に定着することはできなかったであろう。
戦闘ヘリの訓練飛行
今朝も習志野空挺団のヘリコプターの訓練飛行が実施されていた。今回は2機のヘリが北方面から飛んできて、大きく右旋回して西方面に飛び去った。左右にロケット弾を装着した戦闘ヘリだった。
ハギの花が咲きだした
秋の花であるハギの花が咲きだした。ハギは秋の七草にあげられ、中秋の名月にススキ、月見団子とともに飾られ、ウサギのすむ満月を眺めたのは遠い日の思い出である。ハギを漢字で書けば草冠に秋で「萩」となり、秋を代表する花であるが、花札では7月の花として登場し、力強いイノシシと繊細なハギの花が一緒に描かれているのが面白い。ハギは昔から日本人に愛され、万葉集ではいちばん多く歌われた花であり、花を見ればマメの仲間であることが分かる。