第49回幕張地区文化祭

 

私の作品『雪降るカラコルム』

 

 「拡げよう わたしの世界 深めよう 地域の絆」というスローガンのもとに『平成27年度 第49回 幕張地区文化祭』が926日・27日の両日に幕張公民館で開催された。文化祭は毎年11月に開催されているのだが、今年は冷暖房施設の点検修理に伴い10月・11月の2ヶ月間が公民館は休館となるため9月の開催となった。

 

 文化祭は日頃幕張公民館を利用して活動を行っているグループの学習成果の発表の場ともなっている。私が所属している幕張水墨画同好会も実行委員会に参加しており、文化祭の前日の25日に会場設営のため午前930分に公民館2階の講堂に集合した。30分ほど文化祭全般の説明が実行委員長からされたあと、各部屋の責任者のもとで会場設営が行われた。私の所属する水墨画同好会の会場は2階の講習室だった。その部屋に、水墨画同好会、アムネスティインターナショナル千葉タフの会、あすなろ会の3団体が自分達の展示準備を行った。

 

 私は今年の4月から水墨画同好会に参加したので文化祭への参加は初めてだった。私たちの展示作品は13点だったので、13作品が展示できるように側壁上部に設置されているレールのフックに作品展示用の吊り棒を掛けることから始めた。1030分には作品を展示する会員もそれぞれの作品を持参して会場に集まってきた。作品展示順は最初に林顧問の作品を掲げ、次からは同好会に入会した古い年代順になっていた。これは千葉県立美術館で開催された千葉市水墨画同好会連合会展の時も同じで、同好会の昔からの展示方法とのことで私は新米なので最後から2番目の場所だった。

 

 今回の展示作品について、私は千葉市水墨画同好会連合会展に出品した作品ではなく「雪降るカラコルム」という新しい作品を提出した。他に新たな作品を出品したのは会計担当の寺島さんで「渓谷の滝」の作品だった。他の人は千葉市水墨画同好会連合会展から間もないこともあって、新たな作品ではなく千葉市水墨画同好会連合会展に出品した2作品のうちから1点を展示するにとどまった。それは千葉県立美術館で開かれた千葉市水墨画同好会連合会展まで幕張の方がわざわざ足を運んで水墨画を観賞する人はいなかっただろうから、新たな作品を作成しなくても千葉市水墨画同好会連合会展に展示したもののうちから1点を展示しても構わないとする林顧問の意見であった。私は描きためて既に裏打ちをしてあった山岳画の作品があったので新たな絵を出品したのだった。

 

発表会「おきなわ琉舞愛好会」

 

 文化祭1日目の26日は1日中雨だったので自宅から外出はせずに録画した山岳映画や読書をして過ごし、2日目の27日の午後から文化祭に出かけて行き、1階2階の各部屋の展示作品を一つひとつ観賞して行った。目についたのは、フラワーアレンジメント、生け花、スケッチ、洋画、水彩画、写真、絵手紙、などで、手造りテディベアが300円で売っていたのでひとつ買った。自分たちの作品が展示されている場所に着くと、作品説明員としていた3人が私と交代して1階で開店している喫茶室に休憩を兼ねてコーヒーを飲みに出かけた。私は首から黄色の紐に書かれた「作品説明員」のカードを吊り下げていたが、作品を見学していた方々からの質問はこなかった。

 

暫くして隣に座った同好会の岡田会長は朝から説明員をしていたので、見学者から何か質問が来ましたか、と訊ねると、私の「雪降るカラコルム」という作品はどのようにして描いたのか? という質問を受けたが作成方法が分からなかったので答えることができなかった、とのことであった。同じ質問が同好会会員からも出ていたので作成過程を話すと、なるほど・・という感想だった。私がとった方法は同好会に所属している方々にとっては思いもよらない方法だったようだ。