ララ、もう君はいないのか

 

201202270300

 

 ララ、安らかに眠って下さい。

朝、元気に部屋の中を走り回っていた君は突然逝ってしまいました。

大好きなキュウリもダイコンもひとくちも食べずに皿に残したままで。

 

夕方、ホットカーペットの下から暑さにうだったように出てきた君が細い目を僅かに開けグッタリ伸びている姿はいつもの君の姿でした。

それが、大が友達に会いに出かける20時頃に父さんの布団の中から出てきた君はいつもと様子が違って、よたよたふらつき腰が定まっていない酔っ払いのような歩き方でした。

 

母さんの腕に抱かれてもグッタリしたままで、いつもと違う君の姿がそこにありました。

ゲージに入れてやると面倒くさいような素振りでハンモックの袋に潜り込みました。

父さんが見た君の最後の姿でした。

 

母さんは君のことが心配になりパソコンでの仕事を終えてから君をゲージから出し、座布団の上に引いた毛布の上に寝かせ膝掛けをかけて添い寝をしていたといいます。その夜の2012227日、夜中の3時に君は前足で何かを掴むような仕草をしたあと静かに旅立っていったとのことです。

 

君が生まれたのは200637日でした。

船橋の『ららぽーと』のフェレットショップで多くの仲間と一緒に展示されていました。

出会った愛ちゃんが凄く気に入って岩井家にやってきたのでした。

君の名前は愛ちゃんが出会った『ららぽーと』から「ララ」と付けました。

 

君は生まれてまだ2ヶ月というまだまだ小さく可愛い姿でした。

それから6年という間、君は好奇心旺盛でヤンチャなお転婆娘で我が家のアイドルでした。

 

よくいたずらをするので「ララ」と声を大きくすると、君は一瞬振り向き身体を固まらせたままジッとつぶらな瞳で見返してくるのです。

その愛くるしい姿に「ま、いいか」と君のいたずらを許してしまう父さんでした。

 

「ララ」と呼んでも、もう君はいないのか。

なんだか切ない気持ちでいっぱいです。

 

ララ、もう君はいないのか・・・

 

 

2006730日             2008412

 

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