12月4日 クアロア・ランチ
2日目はクアロア・ランチへのオプションツアーを入れました。オプション内容は数あるなかから3つを選ぶようになっていました。
クアロアとは長い背中と言う意味で、凸凹したトカゲの背中のような形をしたクアロア山が聳えていました。ランチはLUNCH=お昼ごはんではなくRANCH=牧場です。牧場はクアロア山麓に広がっていました。昔、サトウキビの製糖工場があった広い場所が、現在は牧場とジャングルになっていました。その広大な土地を使ってハリウッド映画の撮影が度々行われています。
クアロア・ランチ
午前中の第1のオプションは、その牧場のなかをバスで回る映画ロケ地ツアーに参加しました。映画ロケ地ツアーのバスの運転手は若く明るい女性でした。日本の甲南大学で英語を教えていたこともあった、と自己紹介していました。舗装されていない凸凹道を大型バスの運転をするのが気持ちいい、とも言っており、日本人女性とは思考回路が随分違いスケールが大きいと感じました。
ジュラシックパーク、50回目のファーストデート、キングコングなどが撮影された場所などを回りました。ジュラシックパークの撮影場所ではガイドが持参した恐竜のミニチュアを使ってトリック撮影をしてくれました。思い出に残る楽しい企画だと思いました。ガイドの女性は日本で英語授業を教えていただけあって日本語を話すのが巧く、絶え間なく様々なことを説明していましたが、1時間30分のツアーが終わり私たちと分かれる時に、来年春に結婚する、と言っておりました。幸せになって欲しいと思いました。
ジュラシックパーク撮影場所
午前中の第2のオプションは、ジャングルのなかをトラックで回るジャングルエクスペディションに参加しました。このオプションには2人のガイドが付きましたが解説は英語でした。ジュラシックワールド、キングコングなどの撮影場所を回り、途中のアカアヴァ渓谷展望台ではガイドの一人が近くからグァバの実を採って来て、大型ナイフで割り切りツアー参加者に配ってくれました。生のグァバを食べたのは初めてでしたが酸っぱい味がしました。
グァバを割るガイド ジュラシックワールド キングコング
高台に祀られているロノの祭壇に行きました。ロノとは豊穣と土地の神様を指す言葉で、一段と高い位置に特異な形の像が立っていました。ロノが立っている広場は石垣で築かれていました。広場は神聖な場所として立入禁止の鎖が張られていました。英語での解説を終えた後、広場に入っていくことを許してもらう言葉を地元女性が発した後に立入禁止の鎖が解かれ、私たちは広場に入ることが出来ました。
ロノの祭壇
お昼ごはんはレストランに入ってビュッフェスタイルで地元料理を堪能しました。お腹が空いていたのでお替りをしました。レストラン内では2人がライブ演奏でハワイアンを演奏し歌っていました。
ビュッフェスタイルのお昼ご飯
午後の第3オプションは、テイスト・オブ・クアロアツアーに参加しました。トラックに乗り敷地内の農園や自然教室地を回りながら地元の生産物を味わうというものでした。昔のハワイアンの主食であったタロ芋が栽培されている畑を見ましたが、日本でいうサトイモでした。擦り下ろしたタロ芋を試食しましたが、ねっとりしたあまり味のしない芋でした。食べた場所は自然の循環サイクルを壊さない有機農法を子どもたちに教えている自然教育農園でしたが、タロ芋と同時に試食した豚肉の燻製が美味かったです。
タロ芋と豚肉の燻製
生のマケドニアナッツを特殊の器具で割って食べる体験もしました。私は生のマケドニアナッツを食べたのも初めてですが、クルミに似た感触と味でした。私の好きな味であり、少なくとも10個以上は食べたと思います。
生マケドニアナッツの試食
クアロア・ランチツアーには今回私たちが体験した他に、乗馬、4輪バギー、4輪駆動、クルージング、水中探索などがありましたが、70歳という年齢を考慮し過激なのは遠慮し、比較的に穏やかなものを選びました。
50回目のファーストデート撮影場所 カアアヴァ渓谷展望台
ロノは豊穣と土地の神様
自然教育農園 ツアートラック