コサギの漁
漁をするコサギ
11月6日 日曜日 快晴
水墨画の下絵を描いていたが2時間ほど経ったので、気晴らしに花見川沿いを亥鼻橋までバードウォッチングに出かけることにした。
耕作放棄地で色づく雑草のミソハギ
農作放棄地の田んぼで雑草のミソハギが色付き真っ赤に輝いていた。その上をモンシロチョウやモンキチョウが舞っていた。柿の色はますます黄色みを帯びてきたが、収穫されることなく野鳥たちの餌となるのだろう。明日は暦の上では初冬である。
マガモのオス
カルガモの群れから少し離れてマガモのオスが佇んでいた。私がカメラを構えると、私をじっと見つめていた。オスの周りにメスはいなかった。メスが現れるのを待っているのだろうか。メスが現れてつがいになれば、めでたしめでたしである。
漁をするコサギ
コサギが漁をしていた。しばらく見ていると10回に1回ぐらいの割合で、エビ・カニ類を捕らえていた。結構効率の悪い捕え方だと思った。ダイサギなどはじっと動かずに小魚類が来るのを待っているのだが、コサギはゆっくり歩きながら漁をしている。歩いていく先にダイサギが餌場に入る小魚を待っていた。ダイサギのテリトリーに入ると追い出されるので、コサギはU ターンして漁を続けていた。
餌を探すシジュウカラ
2羽のシジュウカラが餌を探しながら桜の枝から枝へと渡っていた。黒い嘴で枝を叩き、皮の下に棲んでいる虫を探しているのである。反応があると皮の割れ目から嘴を差し込み、皮を剥ぐようにして、中に潜む虫を引っ張り出すのである。2羽のシジュウカラは、ちょこまかとせわしい動きをしながら、枝から枝へと渡って行った。
オカヨシガモのオス(前)とメス(後)
今回のバードウォッチングで初めて出会った野鳥は、冬鳥のマガモとオカヨシガモだった。また、オオバンの数が増えていることを感じた。まだまだ冬鳥の数は少ないが、寒さが増すとともに数は増えていくだろう。今回出会った野鳥は、ヒヨドリ、ハシボソガラス、スズメ、キジバト、ハクセキレイ、ヤマガラ、シジュウカラ、ムクドリ、ハシブトガラス、カワウ、コサギ、オオバン、アオサギ、カルガモ、マガモ、カワセミ、モズ、カワラヒワ、バン、アオジ、ゴイサギ、オカヨシガモ、ドバトの23種類だった。