気持ちよかった 清里・野辺山高原

 

気持ちいい〜 八ヶ岳が展望できる清里高原

 

 2日間ともに快晴でした。最近は週末ごとに雨模様の天気です。先週末も台風21号がやってきて強風が吹き荒れていました。今週末も22号がやって来るようです。私たち仲良し3人組が長野県清里・野辺山方面に1泊2日の旅行を計画していた10月26日〜27日の2日間だけ奇跡的に快晴に恵まれたのです。前日の夜まで雨が降っていましたので、とてもラッキーでした。

 

 秋の旅行シーズンにどこかに1泊2日の旅行に出かけようか、と3人で話し合っていた時にJRの特急とホテルを組み合わせるプランで信州清里・野辺山方面へ出かけることになりました。日にちを決定して、私がJRの「大人の休日俱楽部」の会員になっているのでみどりの窓口に行き、ツアーの申し込みと特急券を購入してきました。行き帰りとも船橋から小淵沢まで特急あずさを利用し小海線で清里・野辺山まで行くコースでした。

 

 1日目は清里駅に降りると清里テラスに向かいました。冬はスキー場になるところのようで、「サンメドウズ清里ハイランド」という舌を噛みそうな清里公園の山頂に清里テラスがあります。10分間のパノラマリフトに乗ると、空が快晴でしたので目の前に広がる景色も最高のパノラマでした。時間の関係でゆっくりとした展望は楽しめませんでした。清里駅から清里公園までは巡回ピクニックバスが走っているのですが、行きは時間が合わなかったのでタクシーで向かい帰りは巡回バスに乗れました。

 

 清里高原といえばやはり清和寮が観光の中心となっていますのでここは外せません。アメリカケンタッキー州から関東大震災後の東京と横浜のYMCAの復旧のために初来日した28歳から82歳で亡くなるまで生涯をかけて日本の社会事業に献身的に尽くしたポール・ラッシュ博士が八ヶ岳山麓に青少年訓練キャンプ場として建設したものが清和寮です。ポール・ラッシュ博士が行った社会事業は日本へのアメリカンフットボールの紹介と普及、聖路加国際病院の再建、エリザベスサンダーホームの創設支援など多くに渡ります。森と牧草地に囲まれた清和寮は空が丸ごと見える広々とした場所で心が解放されたように感じました。

 

日本一標高が高いJR野辺山駅

 

日本で標高の一番高いJR駅として知られているのが野辺山駅です。駅に着いて宿泊予定の八ヶ岳グレイスホテルに連絡すると5分ほどで迎えの車が来てくれました。夕ご飯は和会席料理でホテルの農園で育てた野菜や地元の素材で作られたとても美味しい料理が順番に出てきました。少し食べ過ぎかなと思いましたがワインを飲みながら友達とのおしゃべりは楽しいひと時です。白ワインがとても美味しかったので、次は赤ワインをお願いしたらアルコールがとっても強く感じる色の濃いワインでした。水で薄めて飲んだらちょうどいい味になりました。

 

 食後は少し休憩したあとに星を見る「星空観察ツアー」がありましたので出かけることにしました。ホテルの周りは明かりもなく真っ暗です。展望のいいところまで車に乗って行き、ビニールシートを敷いた上に寝転がって星を見ます。本当にたくさんの星が輝いていました。星に詳しい方が説明をしてくれました。沢山の星座の名前を説明してくれましたが、私は星座のことは分からないので瞬く星の美しさに見とれていました。

 

 翌日は、ホテルの窓から八ヶ岳が正面に見えました。綺麗な姿の富士山もばっちり見えます。ホテルの車で国立天文台野辺山に送ってもらいました。広い公園になっており、のんびり散策した後は駅まで40分ほど歩きました。

 

野辺山高原 鉄道最高地点 標高1375m

 

小淵沢駅に向かう途中の甲斐小泉駅で下車し「平山郁夫シルクロード美術館」に立ち寄りました。愛が東京芸大に入学したころは既に学長を辞めていましたが、毎年シルクロードをテーマにして大作を描かれた偉大な日本画家です。美術館で絵を鑑賞したあとは小淵沢駅で下車しお昼ご飯を食べるついでにアウトレットに行きました。子どもたちへのお土産と夫へのお土産として日本酒の原酒を買いました。

 

1泊2日の短い旅行でしたが天候に恵まれ、清々しい空気を胸いっぱいにすい、素晴らしくのびのびとした綺麗な景色を堪能し、美味しい料理をワインと一緒に味わうことができ、仲のいい友達といろいろおしゃべりができて最高の旅行となりました。感謝感謝でした。