楽しかった川越散策

 

蓮馨寺本堂の右横に座っている真っ赤な「おびんづるさま」

 

10月11日、夫と一緒に小江戸と言われている川越散策に出かけました。

夫は昨年、幕張の青少年健全育成委員会の研修で川越を訪れましたが私は初めてです。以前から一度は歩いてみたいと思っていたのですが、なかなか行くことが出来ませんでした。今回はいつも忙しく出歩いている夫が家にいそうなので「一緒に川越を歩いてみませんか」と声をかけてみると「いいよ」の二つ返事でしたので、夫婦そろって出かけることにしました。

 

午前10時半から午後4時頃まで東武東上線の川越市駅からスタートしグルッと1周してくるまでに11〜12の場所を訪れました。祝日でしたから私たちと同じに地図を片手にウオーキングの人々がたくさんおり結構の人出でした。私たち二人のナビゲーターは夫です。夫は旅なれているので地図の方角と目的までのコースを直ぐに読み取ってしまうのです。ですから私はラクチンラクチンです。

 

最初に蓮馨寺を訪れました。本堂の右横に座っている真っ赤な「おびんづるさま」には自分の弱いところを治してもらおうと、気休めですが頭と心臓を撫でながらお祈りしました。民芸品屋では裏にゴムが貼られている下駄を買い、漬物屋では梅酢漬けの蕪を買い、芋製品専門店では芋煎餅を試食し美味しかったので2種類買うという具合でいろいろの店先に足を止めながらのそぞろ歩きです。とってもおいしいお奨めの味は冷してあった「芋のシュークリーム」でした。

 

蔵造の街・川越

 

町のあちこちに川越祭りのポスターが貼ってあり紅白の幕を飾る祭りの準備が進んでいました。山車が町内を廻る川越祭りは1週間後です。私はまだ見たことはありませんが、川越祭りの賑やかさは川越市立博物館を訪れた時にビデオで見ることが出来ました。博物館は川越市の呼び物のひとつである蔵の形をした立派な建物でした。

博物館のすぐそばに川越城が本丸御殿として残っていました。川越城は江戸城を築いた太田道灌が築城したとのことです。今は本丸だけが残っているだけですが当時の武家の建物は質素だったなあと思いました。

 

昼ご飯は喜多院前のお蕎麦屋さんに入りました。夫は茶蕎麦を啜りながら日本酒をグビリグビリやっていました。私は5種類の汁で味わえるお蕎麦を食べました。美味しかったです。

喜多院内に徳川3代将軍・家光が生まれた部屋が移築されていました。今。テレビで「大奥」が放送されているので毎週見ていますが、江戸時代の一端が浮かんでくるようでした。

 

境内の一角に五百羅漢の石像が並べられています。たくさんの石像のなかに自分に似ている表情があるといわれています。私は「ささやき」の前で、夫は「ま、いっぱい」の前で写真を写しました。おもわず微笑んでしまうおかしな表情があれば、なにが気にくわないのかむずかしい顔をしている像もあります。ひとつひとつが個性ある表情をしていました。

 

五百羅漢「ささやき」と「ま、いっぱい」の前で

 

立派な氷川神社では角隠しのお嫁さんの神前結婚式が行われており七・五・三やお宮参りの家族連れでとても賑やかでした。私は子どもたちに「勝」のお守りをひとつずつ買いました。

成田山別院にも行きました。境内に目をむきながら剣を立てている不動明が建っていました。本堂の右脇に「おびんづるさま」が座っていました。ここの「おびんづるさま」は茶色をしていました。

最後に東照宮に行きました。日光と上野の東照宮にはお参りしたことがありますが川越にもあったのですね。初めて訪れましたがとても立派でした。

 

戻る