メジロがカンザクラの蜜を吸いにきた
カンザクラの蜜を吸いにきたメジロ
3月9日 木曜日 快晴
8時から11時までにふたつの家庭菜園の草取り作業を終え、花見川沿いの千本桜公園のカンザクラの花の蜜を吸いに集まる野鳥の観察と撮影に出かけた。千本桜公園には早咲きの真紅のカンヒザクラとピンクのカンザクラが咲いている。カンヒザクラに野鳥はやってこないので、カンザクラが6本咲いているところにシートを敷き、ワインを飲みながら野鳥がやってくるのを待つことにした。暖かい春の日差しに誘われてサクラの花の下ではひっきりなしに散歩に来た人達が写真を撮っている。
早咲きのカンヒザクラも満開だ
サクラの花に最初にやってきたのはヒヨドリである。ヒヨドリはピーョピーョと鳴きながら花から花へ移っていたが、すぐに飛び去ってしまった。次にやってきたのは10羽ほどのメジロの群れだった。チィチィ小さな鳴き声を上げ、お互いに合図しあいながら蜜を吸っている。メジロはあちこちの枝に移動しながら5分ほど蜜を吸うと飛び去っていった。
カンザクラの蜜を吸うヒヨドリ
再び1羽のヒヨドリがやってきた。このヒヨドリはさあ撮ってください、とばかりにあちこちの枝に移りながらくちばしを花粉で黄色く染めながら蜜を吸っていた。私が野鳥撮影に使っているカメラはSONYα6000という機種で連続撮影では1秒間に11枚の撮影ができる。従ってヒヨドリが蜜を吸う場合は、長いくちばしから更に細い黄色の舌を伸ばして蜜を吸っている画面も撮れることがある。
ヒヨドリは黄色の細く長い舌で蜜を吸う
ヒヨドリは結構図々しく、私との距離は5mほどだが10分間ほど滞在し、蜜を十分に吸って飛び去った。これでヒヨドリとメジロの撮影はできた。あとはスズメがやって来るのを待つばかりだった。
ムクドリが草の実を探していた
オオイヌノフグリが薄青い宝石のような花を咲かせ、真黄色のタンポポが咲き、モンシロチョウが舞っている。1羽のムクドリがカンザクラの木の脇にやってきた。花を見上げたように思えたが、ムクドリは花の蜜を吸わないので、草の実を探しているようだった。
真黄色のタンポポが咲いていた
メジロが蜜を吸っているところに横柄なヒヨドリがメジロを蹴散らすようにやってくると、メジロは慌てふためいて飛び去って行く。体長10cmほどのメジロに比べて、ヒヨドリの体長は30cmくらいなので大きさがまったく違う。メジロのような弱いものは蹴散らされてしまうのだ。花見をしながら2時間半スズメが来るのを待っていたが、スズメはやってこなかった。ワインも飲みほしたのでほろ酔い加減で帰宅した。