柿くえば 鐘がなるなり ・ ・ ・

 

柿くえば 鐘がなるなり ・ ・ ・ ・ 

 

 11月28日 晴れ

メジロがサザンカの木のなかで騒いでいた。子どもが鬼ごっこをしているように、あちこち動き回り騒がしかった。しばらく見ていると、その中の1羽がわずかに残った柿の実のほうに飛んでいった。きっと柿の実を食べるに違いない。シャッターチャンスだと思った。私の予想は当たり、私はシャッターを押した。

 

ジッと水面を睨んでいたカワセミ

 

カワセミの雌が水面を見下ろしていた。小魚を探しているようだった。私もカメラを準備し、カワセミが獲物をめがけて水中に飛び込むのを待った。しかし、1時間経ってもカワセミは飛び込まなかった。待つという行為は、なかなか根気がいるものである。

 

風にも負けず

 

カワラヒワが桜の小枝に留まっていた。いつもは10数羽の集団で移動しているのだが、この日は1羽だけだった。風が強く小枝は常に揺れていた。 カワラヒワはその風にあらがって枝にしがみついていた。今から60年ほどまえ、カワラヒワを飼ったことがあった。当時は霞網が禁止されておらず、その霞網で生け捕りにしたものだった。比較的小さなカワラヒワは、とても可愛かった。

 

今日は楽しい外あそび

 

  公園のベンチに座り、くるくる舞い落ちる枯葉を見ながらお昼ご飯にした。 まずはソーセージをツマミにビールをグビグビである。次に家のレンジで温めてきた佐藤のライスに中華丼の具をかけた。美味かった。食べ終わったあと、群馬の生家から持ってきた焼き餅を食べた。子どものころの懐かしい味がした。落ち葉の舞い散る広場に、近くの保育所の子どもたちが、先生に連れられて外あそびに来ていた。子どもたちの元気な歓声を聞くと、心が温もり気持ちいいものだ。

 

カンムリカイツブリ(上)とキンクロハジロ(下)が昼寝をしていた

 

 カンムリカイツブリとキンクロハジロが昼寝をしていた。水遁の術を使うカイツブリは、ずんぐりむっくりの茶色だが、カンムリカイツブリの白い首は長く、頭に黒毛の冠羽があり、あたかも冠をかぶっているように見えるところからの命名である。暖かな陽を浴び、首を折りたたみながら波間をゆったり漂っていた。波の揺り篭で、どんな夢をみているのだろうか。生まれ故郷の北の国の夢だろうか。

 

ドウダンツツジの燃える秋

 

 ドウダンツツジが真っ赤に燃えていた。春に小さな白い花を咲かせるドウダンツツジは、晩秋に真っ赤に燃えて葉を落とす。普段はあまり目立たない地味な木だが、散り際は派手だ。

 

堤防の上で餌を探すイソシギ

 

 小さな声で チーリー チーリー というような鳴き声を出していた。尾羽を小刻みに振りながら、堤防の上で餌を探していた。この時は小さなミミズを捕まえていた。幕張には冬鳥として訪れている。

 

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