色鉛筆絵画教室

 

331日に会社を退職した翌週の4月4日(月曜日)、色鉛筆画教室に行きました。イマイチの雰囲気でした。授業料は3カ月前納ですから6月まで払い込んでいました。場違いのところに来てしまったかな?とは思いましたが、折角3ヶ月も授業料を払いこんだ後なので6月まで授業を受けようとスタートした絵画教室でした。

 

講師は早川弘信先生で東京藝術大学を卒業しているようでした。先生は初めて出席した4月4日の授業で私に「本当にこの絵画教室でいいのですか?」と訊いてきましたが、私にとっては初回の授業なのでどのような内容なのか体験しておらず善し悪しの判断材料がありませんでした。ただ、変な質問をする先生だなぁというのが第一印象でした。

 

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模写 東山魁夷 「山雲湧く」          模写 東山魁夷「宵桜」

 

その絵画教室の内容は1週間に1回ずつ出席していることでおぼろげに分かってきました。授業時間は10時〜12時30分までの2時間半で、その中は3つに分かれています。最初の30分が課題(宿題)に対して生徒たちが描いてきた絵の寸評と生徒たちがお互いの感想を言い合う時間帯です。次の30分が「心について」という仏教をはじめとする宗教にかんする先生の講釈があり、残りの1時間半が生徒ごとにテーマを与えられた基礎デッサンやグラデーション実作業という流れです。

 

私が面食らったのは絵と関係ないと思われる「心について」の講釈でした。このことを先生はこの絵画教室でいいのですか?と訊いてきた意味だと理解しました。講釈内容はよく聴いていると間違ったことは言っていないので、他の生徒と一緒に聴いていますが、その時間が終わり私は与えられたテーマをこなしていましたが、他の生徒は実際に鉛筆を動かす人は少なく、そのまま先生と心のありかたの続きを話し合っていることが多々ある教室です。私にとっては???という雰囲気です。

 

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模写 曾我瀟白「雪山童子図」       模写 山口華陽「生」

 

そのような授業内容ですが、これまでの2ヶ月でグラデーション、色彩遠近法、輝度遠近法、基礎デッサン、毎週課題としての模写は日本画、油絵を問わず出されています。色鉛筆画の模写は細部が描けないので難しいと思いました。私は最初から絵画教室への出席は7月1日からパキスタン・バルトロ氷河トレッキングに出かけるまでの3ヶ月間と決めていましたのでもうすぐ終了します。この3ヶ月の中で少しではありますがデッサンや模写の基礎体験ができたことはプラスになったと思っています。

 

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