幕張中学校の授業参観に出かけてみた
2年生の技術・家庭「変化朝顔の栽培とは」の授業風景
私が幕張中学校の評議委員を引き受けている関係で後期授業参観の知らせが届いた。日時は11月2日(土曜日)8時50分から10時30分までの間に2時限の授業参観が設定されていた。9月27日に開かれた第1回学校評議委員会の時にも子ども達の授業風景を見たのだが、再度、出かけてみた。
1時限目は1年生のクラスの授業を見た。最初に入ったのは4組で国語の授業で「いにしえの心にふれる」というタイトルで、子ども達が作った川柳がプリントされており、どの句が琴線に触れたのかを挙手で人気投票的に選んでいた。13票を集めた句が3つあり、更に決選投票が行われ「失恋」を読んだ男子生徒の句が1位となった。13才くらいの年齢に相応しい淡い恋心が詠まれていたが、なるほどなぁと感じた。教室内で2つの席が空いていた。気になったので空いている席の隣に座っている生徒に「隣の子は休みなの? 学校へ来ないの?」と休憩時間に直接聞いてみた。彼からは「もう、ず〜っと来ていないよ。休んでいる。」との返事が返ってきた。どのような理由かは分からないが不登校児童なのだろう。参観者には受付で授業参観を見たあとの感想を記入するアンケート用紙が渡されていたので、学校側の二人への対応はどうなっているのか記入した。
2時限目は3年生と2年生の授業を見てみた。3年生では理科の「電池とイオン」、数学の「相似な図形」、社会の「コンビニエンスストアの経営者になってみよう」、英語の「私の尊敬する人」、2年生では国語の「聞く生活を考えよう」、技術家庭の「変化朝顔の栽培とは」という具合に6クラスを5分〜10分ほどの時間間隔で見たのだが、生徒の授業態度はどのクラスでも真面目で静かな授業時間だった。授業参観ともなると教室の後ろに保護者や兄弟がいて授業内容が見られているという意識が働くのは当然で、先生も生徒も普段とは違いよそいきの感じになるのは歪めないが、先生はもっと活発な授業になるよう考えたほうがいいのではないだろうか。また、生徒達の発言も声が小さすぎる感じがした。
クラス毎に掲げられる年間学級目標
各教室では常に生徒達の目に触れる場所である正面黒板の上にクラスごとの年間学級目標が掲げられていた。 例えば、「32人 32色 みんなちがって みんないい」とか「あきらめず きぼうを持ち続ける こころ」という具合である。クラスがスタートした4月にクラス全員で学級目標を話合い、決まったことをスローガンとして掲げ1年間を通して実践していく、という姿勢はとても大切だと思う。3月の年度末で、スタートの4月に掲げた学級目標が実現できたのか否かを話し合い総括することによって、次の年度の新たな目標を立て実践していくことにより子ども達は精神的に成長していくのだろうと思う。