町内自治会・週2回の地域防犯パトロール巡回

 

地域防犯パトロール隊

 

 今年(2011年)5月14日、幕張町北四丁目自治会館において「平成22年度 幕張町北四丁目自治会 定期総会」が開かれたので出席した。定期総会終了後に久島自治会長と話した。内容は「5〜6年前に私がマンションの理事長をしていた時に定期総会に出席した折り、久島自治会長から町内会役員になって欲しい旨を依頼されたが、当時は会社員の現役だったので役員は辞退したが、今年の3月に会社員を辞めたので約束通り自治会活動の手助けをしたい」旨を伝えた。帰宅後すぐに自治会の総務部長から連絡が入り、「是非自治会役員になって欲しい」旨の依頼があった。私は了承した。5月21日の「新組長会議」が初の会議出席となり、以後、毎月の役員会出席、町内防犯パトロール巡回、役員研修旅行、敬老行事、町内運動会等の準備段階から参加している。

 

 私は以前から会社員を卒業したら娘や息子を含め家族がお世話になった地域に何らかの形でお返しをしようと考えていた。それは地域をよりよく住みよいところにするために微力ながら自治会活動に参加し行動することだと考えた。私の趣味はアウトドアー活動のため、週末を含めまとまって家を留守にすることがあるが、役員会のメンバーには私のスケジュールを伝え理解してもらうようにしている。従って自治会活動に参加できる時に参加するスタンスでいれば、自治会活動に参加することにより自分の生活を圧迫することはないだろうと考えている。私は7月1日から25日まで25日間パキスタンへ山登りに出かけていたが、事前に役員のみなさんには伝えてあったため帰ってくるなり、パキスタン旅行のことをいろいろ質問された。9月に1週間利尻島に出かけた時も同様であった。

 

 自治会活動の中味は町内防犯パトロール巡回を例にとると「パトロール心得」として、

・パトロールは1回1時間程度を目安とする。

・パトロールは原則3人以上で実施。多人数の時は複数班に分けて巡回。

・通行人や居住者に挨拶、声かけして防犯パトロールをアピール。

・設備、備品の故障や破損、ゴミの散乱など町内の異変にも注意を払う。

・不審者を見つけたら特徴を確認、ためらわず110番通報。

・通行人の邪魔にならないように1列縦隊で事故に遭わないように注意。

*酒気帯び参加は厳禁。体調不良の時は参加を見合わせること。

とし、当番の役割として

・会館の鍵を借り出し終了後返却する。

・開始前のミーティングを行ない、巡回コースを決め、先導、通報、監視などの役割を決める。

・反省会を行ない、パトロール中に気付いたことを防犯パトロール日誌に記録する。

となっている。

基本は水曜日と土曜日の週2回、18時頃から自治会館に集合し集まった人数により、東まわりコース、西まわりコース、中央まわりコースのパトロール巡回班構成を作り、参加者は「防犯」と記入された帽子を被り、腕に腕章を巻き、拍子木か点滅ランプを手にスタートする。1時間ほど地域内で出会う人ごとに「こんばんは」の挨拶をしながら巡回している。現在の防犯パトロール隊員は隊長を含め15名が登録されているが、毎回10名から12名ほどが参加している状態である。町内防犯パトロール巡回は2年前の2009年8月からスタートしているので幕張町北4丁目町内のみなさんには随分浸透していることが相手の挨拶の反応から理解できる。

 

 町内会の役員の年齢構成を見てみると、会長が83歳、75歳以上が2名、70歳以上が2名、65歳以上が2名、60歳以上が2名、50歳以上が1名という具合であり、基本的には会社員を卒業した方々が地域になんらかの還元をしたいという意思のもとにボランティア参加しているのが現状である。従って参加者全員の意思一致でもって様々な問題を話し合いながら進めていくことが必要となっている。

 

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