沖縄旅行から伊豆稲取温泉旅行へ急遽変更

 

ま・いっぱい

 

 5月27日から29日の2泊3日の予定で沖縄旅行の予定を立てていました。旅行代金の振込も終了し旅行最終案内も届き全て準備完了していたのですが、台風2号が例年の時期的コースより東側に進路をとり沖縄県直撃の予報となったため、急遽前日の26日に沖縄旅行をキャンセルし伊豆稲取温泉に行き先を変更しました。

 

 群馬からお袋と弟が一緒に旅行に行くために幕張に出てくるので沖縄旅行は台風直撃が予想されるため中止にしたのはいいとしても全て中止というわけにはいかないので、何処か近くで出かける手ごろなところはないかあれこれ考え、伊豆稲取温泉のホテル『石花海・せのうみ』をインターネットで探し出し予約を入れました。

 

 『石花海』は屋上に露天風呂のある海沿いのホテルです。「おいしい魚の棲むお宿」のキャチフレーズのホテルなので食事には魚介類の美味いものが出されるだろうと予想していたら、全くビックリのこれでもか攻撃で、食べきるのがやっとというほど夕食も朝食もたくさんの量でした。旅に出てあんなにたくさんの種類と美味しい魚介類が出されたのは初めての体験でした。一緒に行った妻もお袋も弟もただただ感服するばかりでした。

 

 伊豆半島も台風の影響を受けましたが、それでも27日は風が強いが曇り空、翌28日は小雨が降ったり止んだりでしたが幕末に日米通商条約交渉をした下田の了仙寺のジャスミンの花を観賞。境内は溢れるほどのジャスミンの花が咲き乱れ、むせびかえる香りに包まれていました。宝物殿に入り、ペリーやハリスや唐人お吉の物語、あるいは当時のポンチ絵などの展示物を見て回りました。お吉さんは犠牲者だなぁという感を強く持ちました。

 

 お袋は花が好きなので下加茂にある伊豆熱帯植物園を訪れました。温室内にはブーゲンビリアや蘭が咲き乱れ、バナナ、マンゴー、パパイヤなどの実がたわわに実っていました。あまり訪れる観光客もいないのかなという感じのところでした。

 

 波勝崎にある野猿公園にも立ち寄りました。30年ほど前に立ち寄ったことがありましたが、前回同様に海岸に餌付けされた猿がたくさんいました。たとえ親子であろうと餌だけは子どものものも力の強いものが横取りしてしまうとのことで、観光客が差し出す餌をキーキー凄い声で取り合いをしていました。こういう親子の戦いをみていると猿はやっぱり獣だなぁという感じを強く受けました。

 

 昼食場所を探しながらのドライブは度々登場する温泉場には暖簾を畳んであったり戸を閉めているところばかりで中々食堂が見つかりません。松崎温泉に入りドライブコースはいよいよ山中に折れようとする矢先に偶然、地元の食事処を見つけました 。入ってみると手作り「ところてん」は食べ放題、自家漬けキュウリもサービス。これが実に美味かった。明日葉と大きな新玉ねぎの天婦羅が付いた太めの海藻そばを頼んで780円。これは安かった。腹いっぱいになってしまった。満足満足。

 

 下田に戻って「道の駅」に寄り、お土産を買ってホテルに戻りました。すぐに小雨の中を屋上の露天風呂に浸かって前日よりも高く打ち寄せる波を眺めながらゆったりと一日の行程を振り返りました。風呂上がりで見たテレビのニュースでは台風2号は沖縄を直撃し那覇で風速55メートルを記録したと報道していました。沖縄旅行を前日にキャンセルし稲取温泉に変更したことは成功でした。メデタシメデタシ。