快晴の尾瀬岩鞍スキー場
尾瀬岩鞍スキー場・西山ゲレンデ
2月27日〜3月1日の2泊3日のスケジュールで尾瀬岩鞍スキー場に遊びに行った。メンバーは14名。快晴の元、個人個人それぞれの技術レベルで多いに楽しんだ。
尾瀬岩鞍スキー場は時代の流れに合わせる形で昨年度からボーダーを受け入れた。それまでは他のスキー場がボーダーを受け入れているなかでスキーヤーのために頑として受け入れを拒否していたが、ここ数年のスキー人口の減少に対して効果的な対応策を打ち出せず背に腹は変えられないとして昨年度からボーダーを受け入れたがまだまだボーダーの数は少ない。
1日目は日曜日であったため朝の9時半から滑り出したが既にゲレンデは荒れていた。
しかし2日目、3日目はウイークデーのため極端にスキーヤー、ボーダーの数が減った。ゲレンデはガラガラである。リフトもゴンドラも待つことなく乗り込むことが出来る。そのためスキーを滑っている時間よりもリフトやゴンドラに乗っている時間の方が長いのである。滑っている時間を1とすればリフトやゴンドラに乗っている時間は倍の2くらいの感覚であった。それだけスキー場にきている人が減ってきていることになる。10数年前にはどこに行っても長蛇の列にウンザリしながら滑っていたものだが最近のスキー場は当時とは雲泥の差である。経済情勢を考えてみてもどの企業でもリストラの風が吹きまくり、正社員が減少し人材派遣・フリーターやニートが増大し年代や老若男女に関係なく金銭的にも休暇的にも余裕がなくなりレジャーを楽しめる状態ではなくなってきているのだと思う。
お祭り広場でお疲れさま
尾瀬岩鞍スキー場は他のスキー場とは異なり55才以上からシニア料金となり子ども料金と同額になる。従って3日券を買うと9000円である。これでゴンドラ、リフトが自由に乗れるが利用者が少なく待つことなく乗れるため休憩なしで思う存分に滑りたいだけ滑ることが出来る。
午前中のペースを書いてみると、8時30分にペンションのおじさんにマイクロバスでスキー場まで送ってもらい、8時40分にはゴンドラに乗り込む。8時50分に山頂に到着すると若干のストレッチと屈伸運動で準備体操をした後は、ミルキーウェイコース、女子国体コース、男子国体コースで足を慣らした後、西山ゲレンデに回ってななかまどコースを2〜3本滑った後、チャンピオンコースを2〜3本、休みなしに2時間ほど滑ってお祭り広場に戻って初めての休憩である。生ビールか瓶ビールで喉を潤しながら30分ほど休憩し、再度、同じような順番で各コースを回って昼食となる。
私は昔、両膝の靱帯を痛めており、特に右膝上の靱帯が引きつるような感覚が出始めたときに滑るのを止める。無理をして怪我をしては元も子もなくなるからである。今回も4時間ほど滑ると膝の靱帯が引っかかるような感覚になってきたので滑るのを止め、お祭り広場の室内に入りモツの煮込みやおでんをつまみにビールや日本酒に走る。時間が余ると書棚から単行本を持ってきて暖房マットに寝転びながら読み出す。今回は『千の風になって』新井満著・講談社刊と『山なんて嫌いだった』市毛良枝著・山と渓谷社刊の2冊を読んだ。