私の大切な宝物です

 

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コロッセオの中にも入りました

 

私の手元に1冊の写真集があります。私の大切な宝物です。今年の夏、娘の愛と一緒にイタリア旅行に出かけた時の写真集です。実はイタリア旅行は昨年、愛が芸大に入学したお祝いに出かける予定でしたが旅行会社に申し込むのが遅くなり行けなかったので今年は早めに申し込みました。

 私たちのツアー参加者は8人という少人数でとても家族的な暖かなツアーとなりました。愛は2度目のイタリア旅行です。美大生になったので前回見ることが出来なかったイタリア3大美術鑑賞である「最後の晩餐」「ヴィーナスの誕生」「最後の審判」が観たいと早くから希望を出していました。夫がその希望通りのツアーを探してくれ「イタリア9日間の旅」を旅行会社に申し込んでくれたのです。

 ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェ、ピサ、ナポリ、ポンペイ、カプリ島、ローマ、バチカン、・・・
さまざまな観光都市をバスや列車で廻りながら次々に美味しい料理を堪能し、世界文化遺産の建物や絵画、彫刻を鑑賞し、都市から都市の移動中には車窓に静かなイタリアの農村風景が流れていきます。私もデジカメを持って行きましたが数枚写しただけで写真係りはもっぱら娘の愛でした。

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ピサの斜塔に登りました


 旅行から帰るとデジカメ写真を夫がパソコンに取り入れプリントアウトしてくれ写真集となったものが手元の写真集です。写真集の中の1枚、1枚にその時の雰囲気、匂い、会話、光景が直ぐに蘇ってきます。フィレンツェのドーモやダビデ像、ヴェネチアのゴンドラ遊覧、ヴェネチアンガラス工房で夫に買ったぐいのみ、カプリ島の青の洞窟、一瞬で火山灰の下に埋もれたポンペイ、ピサの斜塔からの眺め、ナポリで食べたアイスクリーム、ユーロスター・イタリアへの乗車、ローマでの「真実の口」、撮影禁止の警告の中で写した最後の審判、コロッセオの中へ入った時の驚き、・・・ 楽しかったなぁ・・・

 私は9日間の旅行で1番印象に残ったのはカプリ島の青の洞窟です。小舟に分乗して洞窟にもぐりこんで行った時に出会った色をなんと表現していいのでしょうか。とっても美しい青い世界なのです。その日は、波が高いので洞窟に入れないかもしれません、と添乗員さんから言われていましたが行ってみると運良く洞窟に入ることが出来ました。とってもラッキーだと思いました。そしてあの体験が出来たのです。写真よりももっともっと澄んでいる青い色です。初めて見たとっても綺麗な青でした。

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カプリ島の青の洞窟


 イタリアへの出国時と帰国時に会社を休んで成田空港まで車で送り迎えのアッシー君をしてくれた夫へのお土産はイタリアワインでした。娘からお土産を手渡されると帰ってきた晩に冷蔵庫で冷やしてすぐに飲んでしまいました。夫は私たちがイタリア旅行中は久しぶりの独身生活だったようですが、好きな山登り、手作り料理に美味い地酒、で結構一人暮らしを楽しんでいたようです。夫は昔から料理をしますから私は何の心配もせずに思う存分遊んでこられました。今度は来年9月に夫と愛で南アメリカのインカ遺跡であるマチュピチュとナスカの地上絵を観に出かける予定とのことです。今度は私がアッシー君と留守番です。

 

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