イソヒヨドリのオス・メスに出会えた

 

バナナの花

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トベラの実を食べるメジロ

 

12月20日 水曜日 晴れ

よく晴れていたので気温は低かったが検見川浜までのバードウォッチングに出かけた。今日もキンカンをもらい、それを口に含みながら花見川沿いを河口に向かって歩いて行った。ピラカンサの赤や朱の実が落ち、また一段と野鳥たちの食べ物が少なくなっていく。

 

木の枝に止まっている鳥

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ピラカンサの実を食べにきたジョウビタキのメス

 

突然、ジョウビタキのメスが目の前の藪のなかに舞い込んだ。枝が絡み合ってなかなかジョウビタキにカメラのピントを合わせることができない。じっくり藪から姿を現すのを待っていると、ひょこんと顔を出したのでシャッターを押した。どうやら残っていたピラカンサの実が目当てのようだった。

 

水の中にいる鴨

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休憩中のキンクロハジロのペア

 

2名の女性がジョギングをしながら近づいてきた。私を追い抜きざまに「岩井さん、おはようございます」と声をかけてきた。顔を見ると図書室の田中さんだった。立ち話をして別れたが、意外なところで会うものだ。『セクシー 田中さん』というテレビ番組を録画して見ている。ドラマの田中さんは、昼間は冴えないOLだが、夜になるとベリーダンスを妖艶に踊り、体形はとてもスリムだ。ジョギングしている田中さんは小太りである。「体重を減らすためにジョギングをしているのですか?」と聞き忘れてしまったが、むしろ聞かないで良かったかもしれない。

 

飛行機が空を飛んでいるヘリコプター

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陸上自衛隊習志野第1空挺団のヘリコプター

 

今日も習志野第1空挺団のヘリコプターが、籠もったようなバタバタという音をさせながら訓練飛行を行っている。東の方から飛んできて西の方へ飛び去った。10分後ぐらいに2機目が同じように西の方向に飛んでいった。バードウォッチングに出るたびに毎回のように空挺団の訓練に出会う。しばらくすると西の方からUターンして戻ってきた。

 

鳥の顔

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派手な色合いのイソヒヨドリのオス

 

イソヒヨドリのオスに久しぶりに出会った。サイクリングロード脇の草はらで草の実を探して食べているようだった。イソヒヨドリのメスは地味な灰色をしているが、オスの胸は赤茶色をしており、背は青く美しい鳥である。春になって子育ての時期になると、オスは悲しいまでに美しいさえずりを聞かせてくれる。古くから日本3鳴鳥としてウグイス、オオルリ、コマドリが挙げられるが、最近は街の3鳴鳥としてイソヒヨドリ、ハクセキレイ、キジバトが挙げられている。イソヒヨドリは浜辺の磯だけでなく、都市部にも進出して子育てをしているのである。

 

木の枝に止まっている鳥

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クロマツの実を食べにきたオナガ

 

10羽ほどのオナガの群れが防風林となっているクロマツの実を食べながら移動していた。黒い帽子に白い腹、灰青色の背に長い尾。実にスタイリッシュだ。年末が近づいても花見川河口近くでタワーマンションが2棟建設中である。1年前から建設が続いているように感じる。

 

水の上でサーフィンをしている女性

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サップ・ボードを漕ぐ女性

 

サップ・ボード5艇が上流から河口に向かって漕いできた。ちょうど引き潮になる時間帯なので、上流より下流方向に水が流れていた。先頭はピンクのジャンパーを着たポニーテールの女性であり、2艇目3艇目4艇目が男性で、最後が女性だった。風もなく穏やかだがバランスを崩して水のなかに落ちたら、さすがに冷たいだろうと想った。

 

草の上にいる鳥

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草の実を探すビンズイ

 

検見川浜に着くと空は晴れているのだが何となくもやっており、スカイツリーも富士山も見えなかった。5、6羽のビンズイが草はらで草の実を探していた。今の時期のビンズイは警戒心が強く、私が30mくらいまで近づくと、すぐに飛び立ち100mも離れたところに舞い降りる。それの繰り返しだったので撮影が難しかった。

 

白いバックグラウンドの前に立っている鳥

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地味な色合いのイソヒヨドリのメス

 

イソヒヨドリのメスが堤防の波消しブロックに止まっていた。すぐさまシャッターを押した。イソヒヨドリは人間に対してほとんど警戒心を持たないので、5mくらいの距離に近づいても逃げないで注視している。私が出会ったメスは胸に2か所の傷を負っており、猛禽類に襲われて逃げのびたのではないかと想われた。今の時期のイソヒヨドリは単独で生活しており、今回は運良くオスとメスの両方に出会うことができた。実にラッキーである。

 

水の上を飛ぶ鳥の群れ

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河口に大量のカワウが集まっていた

 

とんでもない数のカワウが河口に集まっていた。堤防に佇む数も多いのだが、乱舞している数、海面で泳ぎ翼をばたつかせている数も多く、こんなにも大量のカワウを見たのは初めてである。

 

バナナの花

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トベラの赤い実を食べにきたメジロ

 

メジロがトベラの赤い実をついばんでいた。トベラという木は海岸沿いに生える常緑樹で高さは5mほどに成長し、実が熟すと弾けて赤い実が粘っこい糸のように垂れ下がり下に落ちる。その赤い実をメジロがやってきて食べるのである。

 

水の上を飛んでいる鳥

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舞い降りたユリカモメ

 

今回出会った野鳥は、ヒヨドリ、スズメ、ツグミ、ハシボソガラス、ウグイス、モズ、オオバン、キンクロハジロ、キジバト、ドバト、ホシハジロ、カワウ、メジロ、ジョウビタキ、オカヨシガモ、スズガモ、ムクドリ、ハクセキレイ、シジュウカラ、コサギ、イソヒヨドリ、オナガ、ハシブトガラス、オオサギ、ユリカモメ、ヒドリガモ、アオサギ、セグロカモメ、ビンズイ、ミユビシギ、ウミネコの31種類だった。

 

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