スキーは愉し、石打丸山スキー

 

チロル中央ゲレンデで

 

 尾瀬岩鞍スキーを終え、スキー用具やウェアを宅急便で次のスキー場に送った。2日後には新潟県の石打丸山スキー場に出かけるのである。昨年と全く同じ日程であった。昨年の場合は自宅の幕張には帰らず、石打丸山で宿泊するエルム石打ホテルから100mの位置にあるホテルに2泊して次期メンバーが到着するのを待っていたのだが、今回は中日に幕張水墨画同好会の作品展示作業が予定されていたため、一旦幕張まで戻り、作業翌日に始発440分の電車に乗って東所沢駅で棚田の車に同乗させてもらうというトンボ返りの忙しい日程となった。

 

 今回の参加者は6名と少なかった。私は退職しているので暇のため毎回参加しているのだが、今回のスキーメンバー構成は年齢も若く、会社の仕事でも中心になって働いているものが多く、参加者が年々少なくなっているのが現状である。しかしながら、3か月も前から分かっている日程に自分の仕事を調整して合わせていく計画性がとれてこそ、仕事と生活の調和と言われる「ワーク・ライフ・バランス」が取れると言える。仕事をバリバリする一方でリフレッシュするレクリエーションは車の両輪だと思う。

 

 23日の日程で様々なコースを滑ったが、朝からの好天続きのため気温が上昇し、雪はシャーベット状の重いもので、2日間滑ったが両日ともに気分はまるで春スキーのようだった。寒さに凍えているよりは暖かいほうが良いのだが、夜に雪が降り朝から快晴、というパターンが理想なのだが、なかなかそういうふうに気候が対応してくれない。それでも8時にはホテルを出て丸山山頂までリフトを乗り継ぎ、充分スキーを楽しんだ。

 

4時間休みなく滑り昼食は中央ゲレンデの「レストラン丸山」2階の畳の間である。今回も席取りは中島の出番だった。ビールから始まり1升瓶を1本飲みほしたところでホテルの戻ってくるパターンが出来ているので2日間ともに同じだった。スキー幹事の棚田は2階の責任者に手土産を持ってきて渡していた。幹事のほんの少しの気配りが毎年利用していることによって、長時間飲んでいてもいやな顔をされることなく、サービスされるツマミも多めになってくるのだ。

 

地酒「鶴齢」は美味い

 

食事する時間も惜しんで滑るなどという余裕のない行動はもはや起こさない。もっとも体力が続かないと思ったほうが正解だと思う。3日目は朝食後には荷物をまとめてハッカ石温泉に向かう。私は次に向かう志賀高原スキー場のホテルにスキー用具とウェアを宅急便で送った。