気分最高! 快晴の石打丸山スキー場
2月10日、雲ひとつなく晴れ上がった石打丸山スキー場で思いっきり滑ることが出来た。
前日の夜明け前の4時に幕張を出発し、途中、丸橋のマンションに寄ってから常磐道、外環道、関越道と乗り継ぎ、塩沢インターで降りて民宿『むさしや』に到着したのは8時。西多摩組は既に到着しており部屋でビールを飲んでいた。外は雪が降っている。関越トンネルを抜けると聞きしに勝る大雪である。中央分離帯も雪の壁となっており対向車は全く見えないし、国道に下りてからも交差点の雪壁は人間の身長の2倍も積み重なっているので3mはあるだろう。20年来、石打にスキーに出かけているが、これほどの雪の多さは初めての体験であった。
我々千葉組も準備を整え9時には民宿を後に雪の降る中を滑りに出かける。観光口からリフトを乗り継いで山頂に向かう。山頂の鐘は大雪の中に埋もれていた。
雪はますます降り注ぎ斜面が全く見えない状況であり危険である。その中をどうにか滑っているが危なくてしょうがない。午前中はどうにか滑っていたが降雪量はますます多くなりリフトに乗っているだけでウエアは雪まみれになる状態であった。それにも増して滑走斜面が全く見えずどこにコブがあるのやら全く不明である。昼食に食堂に入ったのを機に午後の滑りを見合すことにして酒を飲みだす。
こういう天候の時はガツガツ滑らずに雪見酒に限る。今回の参加メンバーは7人であった。ビール瓶が瞬く間にテーブルに立ち並んでいく。サービスの漬物をツマミに清酒に走り出した頃はもう完全に午後の部は滑ることを放棄している。怪我をしてはなんにもならない。
天候ばかりは人間の力ではどうしようもできない自然なので、大雪が降り続いている状況では明日も期待は出来ないと観念していたが天候は劇的に変わった。この変わりようも初めての体験であった。
2日目は全く雲が見当たらない。大快晴である。真っ青な大きく拡がる大空と真っ白な整備されている新雪の斜面。そこを真っ直ぐ落ちていく爽快感。空気を切り裂き走っていくスピード感。気持ちよかった。最高に気持ちよかった。午前中は山頂ゲレンデから滑る人が少なく荒れていないハッカ石ゲレンデに移り旗門で遊びながら滑ったり写真を取り合ったりしながら楽しんだ。それにしてもスキーヤーは数えるほどしかおらずボーダーの数が圧倒的に多い。スキーヤーは年寄りと子どもばかりである。若者は殆どボーダーである。これも時代の流れである。
今回のスケジュールは2泊3日であり、1日でいいから今回のような雲ひとつない大空の元で思いっきり滑ることが出来たらそれで満足である。3日目は近くの温泉『ユングパルナス』に入浴し風呂上りにビールを飲んで気分は最高。とてもいい休暇であった。