心に残る1枚の写真

 

雪降る露天風呂

 

 1月21日〜23日の2泊3日の予定で『雪と戯れる会2010』のメンバー10人で新潟県南魚沼市の石打丸山スキー場に遊びに行きました。毎年このスキー場で雪と戯れているメンバーです。宿泊は常連の民宿『むさしや』です。民宿で食べる南魚沼産のコシヒカリは本当に美味い米だといつも思います。これだけでも民宿に泊まった甲斐があります。その上に、おじさん、おばさんが親切に対応してくれます。

 21日の9時に到着しすぐにスキー準備し缶ビールを1本飲んだ後、ゲレンデに飛び出しました。観光口からリフトを乗り継ぎ丸山山頂にある「友情の鐘」を目指し集合写真を撮ります。初日に全員写真を撮っておかないと2日目、3日目で参加者が揃うことはまずありえないからです。全員写真を撮り、無事に滑ることができるように祈念し友情の鐘を高らかに打ち鳴らしました。

 私は午前中に山頂からのコースを8本滑りました。エイトマンの「8」の数になったところでゲレンデ中腹のレストランに向かいました。2階左奥の窓際の畳の間が私たちの毎年恒例のポジションです。今年もその場所を先発隊員が確保していました。

 私が畳の間に到着した11時半頃には既に半数が日本酒の1升瓶に手をつけていました。私はビールから入りました。ビールから日本酒に進んでいきましたが自分自身に「まだ大丈夫かな?」と問い合わせながら次の1杯に進みますが、問いかけには常に「OK」の答えしかありません。2本目の1升瓶が空いたのを期に重い腰を上げました。山頂まで再度昇り、それから一気に観光口まで滑り降りるつもりでしたが、どういうわけかコースを読み間違えて中央口に降りてしまい昇りなおす事態になりましたが、頭のほうはどうにか回っていましたので左に左にと考えながら観光口に降りていきました。昨年は北海道旅行と重なったために「雪と戯れる会2009」には不参加でしたが一昨年に参加したときは日本酒を飲みすぎてへべれけ状態でまともにスキー板が履けず、中央口に降りてしまい仲間に迷惑をかけながら日没後の暗い夜道をスキー板を担いで民宿まで帰った苦い経験が思い出されました。

 2日目も大体同じ状況です。午前中はハッカ石ゲレンデに向かうと膝まで潜る新雪です。スキー板は潜りっぱなしで思うように自由が利きません。すぐさま中央ゲレンデに戻っていきました。私たちのパターンはいつも午前中は滑るのですが昼間を境に滑るのはスキー板ではなくアルコールの量とともに舌の滑りがなめらかになっていきます。お昼に日本酒を飲んだ後は2時に下山しました。民宿まで戻るとおじさんの車で温泉に送り迎えしてくれると言うので即「温泉に行こう!」です。天然温泉はいいものです。リフト券を見せて100円割引してもらい、ゆったりのんびり温泉に浸かりました。雪が静かに舞い落ちます。湯気の中で竹に降り積もった雪が風情を醸しだします。記念写真を撮ること
を思いつきオートシャッターで1枚撮ってみました。心に残る1枚の写真となりました。