12月8日 2回目のJALホノルルマラソン2019

 6日目は、第47回JALホノルルマラソン当日でした。

 

当日は、宿泊ホテルから歩いて15分のロイヤルハワイアンセンターに午前3時15分集合でしたので、午前2時30分にホテルロビーに集合しました。まだ真っ暗です。空にはW型のカシオペア座や柄杓型の北斗七星が確認でき、半月よりも少し膨らんだ月が輝いていました。ネットの天気予報ではホノルルは快晴、気温は28℃となっており、熱中症対策が重要になることは分かっていました。マラソン前日にロイヤルハワイアンセンターの集合場所を確認しておいたので道を迷うことはありませんでした。

ロイヤルハワイアンセンターに集合

 

私は侍の仮装に着替えてからロビーで仲間と落ち合い出発しました。まだ夜中ですが街中には沢山のランナーの姿がありました。集合しているランナーたちは私の仮装姿にビックリしているようでした。HISが用意したバスに乗り、集合場所のアラモアナ公園に着いたのは3時20分で、4時から始まる準備運動まで芝生の公園でのんびりしていました。4時からの準備運動を終えて自己申告時間ごとにスタート地点に移動しましたので、私たち4人は6時間のグループに入りました。

 

スタート前の4人

 

午前5時にスタートしましたが、何故かスタートと同時に打ち上がる花火がありませんでした。地味なスタートだなぁと仲間と話しながら歩いていると9分後に花火が打ち上がりました。それから花火は次々に打ち上がり、私たちがスタート地点に来た5時25分まで続いていました。素晴らしい花火でした。

 

 

スタート時の打ち上げ花火

 

街なかには楽しいクリスマス・イルミネーションが沢山輝いており、フルマラソンの楽しい出発でした。

 

クリスマスのイルミネーションが綺麗だった

 

ダイヤモンドヘッド灯台脇を走っている13kmあたりで朝日が当たりだしました。近くで太鼓を打ち鳴らすグループが力強い応援をしていました。折り返してきたランナーとすれ違うようになり、トップはケニヤ出身のゼッケン「1番」の選手でした。日本人の1位は大迫傑選手でした。大迫選手はフルマラソンの日本記録保持者で、来年の東京オリンピックの日本人マラソン選手出場枠3人のうちの3番手についている選手です。大迫選手がホノルルマラソンに出場した理由は、夏の暑さ対策として走ったのではないかと思いました。私は10kmごとに一緒に走っている仲間と待ち合わせする約束をしていましたが、20km地点で30分も待っていると、折角温まった身体が冷えてしまい、筋肉が固まってしまうので20km以降は自由としました。

 

 20km地点

 

日の出とともに気温は徐々に上がって来ました。熱中症対策で給水場では必ずコップ2杯の水を飲み、氷があればカツラの中に34個を入れて頭を冷やしながら走りましたが、26kmを過ぎたあたりから歩き出しました。仮装のせいもありましたが28℃という気温はマラソンを走るのには暑すぎました。エイドステーションがあれば必ず寄り、袋に入った氷をもらい膝や首筋を冷やしながら歩き続けました。レース途中では妻とメールで連絡をとっていましたが、10kmウォーキングに参加した妻は2時間40分ほどでゴールしていました。

 

10kmウォークゴール 

 

ハワイは12月〜3月までが雨期になります。今回はハワイのオアフ島に到着した時はぐずついた曇り空でしたが、マラソン前日の12月7日から雲ひとつなく晴れ上がりました。絶好のコンディションでしたが暑過ぎました。レースには様々な方々が参加していました。車いすで抱いた犬にゼッケン番号をつけてのんびり進んでいる人、松葉杖をつきながら歩いている人、高い竹馬で歩いている人、ウエディングドレスとタキシードで歩いている人、私が休憩していると写真を撮っていいですか?と言いながら侍の仮装姿をスマホで撮っていく人も随分いました。

 

42.195kmゴール

 

カピオラニ公園のゴールに到着した時は疲労困憊で随分身体が痛んでいるのが分かりました。結局、5年前の66歳で走った1回目のホノルルマラソンは5時間25分でしたが、2回目の71歳の今回は7時間40分ほどかかりました。観光を含めてホノルルマラソンは十分楽しんだので次はもうないだろうと思いました。ゴール後にカメラマンにスマホを渡してフィニッシュ点の写真を撮ってもらいました。貝殻で作ったレイや完走メダルを首にかけてもらい、HISの専用テントに向かう途中でTシャツをもらいました。ホノルルマラソンのTシャツは参加賞ではなく完走賞なので、42.195kmのゴールを踏まないともらえません。今回のTシャツの色はオレンジ色でした。このTシャツもそれなりの価値はあるのかなと思っています。

 

4人そろって完走おめでとう!

 

HISテント内では芝生の上に敷く茣蓙をもらい、カレー、豚汁、バナナ、アイスクリーム、ジュース類が配られリラックスできました。今回もHISにお世話になりましたが、スタッフは若い人ばかりで元気溌剌としていました。お世話になった山田さんも溌溂と動いていました。カピオラニ公園から宿泊ホテルまでは疲れた足で歩くと30分かかるのでHIS専用バスで送ってもらいました。夜には4人で完走祝杯を挙げたのは言うまでもありません。

 

レース中に熱中症らしき症状で倒れて介抱されている女性選手2人に出会いました。救急車が走っているのも何度も見ました。ゴール直前でも1人では歩くことが出来ず、両脇を支えられながらふらついている年配の方も見ました。暑さが厳しかったので十分な水分補給が重要だったことを改めて感じた大会でした。

 

 

クリスマスのイルミネーションが綺麗だった

 

 大会事務局の発表によると、今回の第47回ホノルルマラソンのエントリー人数はフルマラソンで23882人(内、日本人は11388人)、10kmラン&ウォークは6707人(内、日本人は3503人)、トータルで30589人(内、日本人は14891人)でした。私たち4人の完走タイムは妻が2時間41分1秒、私が7時間49分39秒、武者さんが8時間26分25秒、本多さんが8時間38分52秒というものでした。

 

  

スタート地点のアラモアナ公園

 

 

クリスマスイルミネーション             ワイキキのメインストリートに朝が来た

 

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