ゆったりした時間が流れている小樽

結婚20周年記念・初夏の北海道旅行(3)

 

北海道庁前に咲く花

 

6月11日
今日は昨日までの小雨や曇り空とは一変して快晴です。札幌3日目にして青空が望めました。朝日が眩しく感じられます。午前中は小樽に出かける予定でしたが、その前に北海道庁を訪ねました。道庁の広場もYOSAKOIソーラン祭り会場になっており、若い人たちが早朝から準備していました。正門を入って右側の木々の中に『大地の母』のブロンズ像が立っています。子どもがお母さんに飛びついている母子像です。子どもがお母さんを信頼し、お母さんは子どもを慈しんで大きく抱え込む姿が朝日に輝いていました。足元に咲く朱色のツツジが満開でした。池では夫婦のオシドリが羽を休めていました。仲のいい夫婦をオシドリ夫婦といいますが、オシドリはいつも夫婦が一緒にいますね。

 

小樽は札幌から快速エアポートで30分。2年前は車で小樽に行きましたが今回は電車でした。駅前の左側にある三角市場に夫が行こうと言いました。三角市場はテレビなどで小樽を特集する番組ではレポーターが度々紹介している市場です。小さな市場でした。夫は群馬のおばあちゃんのところにタラバガニとホッケとイカを選んで宅配便で送りました。小さな市場でしたが両側のお店からカニやイクラを食べてってと次々に差し出してきました。

 

駅前から運河に緩やかに下って行く道は綺麗にブロック舗装され、電話線や電線が地下に埋められ、とてもスッキリしています。5分も歩くと運河に着いてしまいました。運河沿いの見慣れた景色は2年前の旅行のときにと変わっていませんでした。私がガラス絵を買った人も同じ場所でガラス絵を売っていました。夫は別の女の人が描かれたガラス絵が気に入ったようで買いました。私は昔、保母さんをしていたというおばあさんの手作りの魔女と羊の指人形を買いました。またひとつ思い出の品が出来ました。

 

小樽に来た目的の一つは美味しいお寿司を食べることでした。夫が「町のお寿司屋さん」というお店をパンフレットから見つけました。そのお店に行こうと店前まで来たところ、ツアー客が観光バスから大勢入っていくのに出会いアッサリ中止しました。小樽という街はとにかくお寿司屋の多い街です。大正硝子館の隣の『握・なか一』というお店に入りました。早めの時間に入りましたからお店は静かでした。夫はお酒を飲みながらお寿司を食べていました。美味しいお寿司でした。夫も美味かったと言っていました。

 

お寿司を食べた後は小樽の街中をぶらぶらとそぞろ歩きで、おもしろそうだなと思ったお店に入って気に入ったものがあったら買いました。石造りのお店もその中のひとつで、子どもたち2人にひとつずつお土産を買いました。夫は硝子店でズッシリ手ごたえのあるグラスを買い、私はピンクのぐい飲みを買いました。

 

運河でコルネット・バィオリンを弾くおじさんと


札幌に戻ると大通り公園ではYOSAKOIソーランの最終日です。今日は晴れているので大勢の人出でとても盛り上がっています。駅から会場までのあいだは、どこでも踊り子たちが目につきます。昨年度の人出は5日間で200万人を超えたとのことです。今年は今まで雨模様で最終日にこれまでの鬱憤を一気に晴らすような賑わいです。交通整理をするおまわりさんも声をからしてマイクで喋り続けています。今年の会場は31会場で開かれており、昨日は台湾から来たグループや島根県から来たグループが踊っていました。参加条件は2つあり、鳴子を持って踊ることと、曲のどこかにソーランの節を入れることだそうですが、その他は参加グループの自由でオリジナリティの発揮できるコスチュームとダンスを大勢の観衆の前に披露できることが人気の秘密だろうなと思います。

自分たちでデザインしたコスチュームをはおり、50〜100人のグループが次々に登場して踊りまくる光景は見ていても気持ちのいいものです。思いっきり踊り汗が飛び散っているのを見ると若いっていいなぁと思います。

20年前の新婚旅行は札幌、稚内、利尻、函館という1週間のコースでしたが、今回は短めの2泊3日でした。それでも十分に楽しめました。夫との絆も深まったと思います。

 

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